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09/10/17 犯罪集団・JR西日本

 老人、とりわけ定 年退職後に働かない人にアルコール依存症が増えているとマスコミが報じています。「高齢者のアルコール依存症が増加」(読売新聞 09/09/22)

 世界保健機関(WHO)では過去1年間に次の項目のうち3項目以上該当するとアルコール依存症と診断されるそうです。

@飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感がある
A飲酒の開始、終了、あるいは量に関して、行動を統制することが困難
B飲酒を中止したり、減らしたりしたときの生理学的離脱状態(禁断症状)
Cより少量のアルコールで得られていた効果を得るために、飲酒量を増やさなければならなくなる
D飲酒のために、ほかの楽しみや興味を次第に無視する。飲酒せざるを得ない時間や、回復するための時間がかかるようになる
E明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず、依然として飲酒する

 幸い、WHOの基準には適合しませんが、夕刻になると酒を飲みたくなりますのでアルコール依存症であることは間違いありません。

  JR西日本の犯罪的行為がまた明らかになりました。

 05年4月に起こった福知山線脱線事故で兵庫県警の事情 聴取が始まるまでに「ポリちゃん想定問答集」とふざけた名前の資料が作り取調べを受ける社員に配布していたそうです。
 また、事情聴取される社員に、鉄道本部の会議録や事故現場のカーブを急カーブに付け替えた経緯、自動列車停止装置(ATS)設置経緯、96年12月の函 館線脱線事故の概要、先に聴取された社員の供述内容などの資料を配り、検察から「供述内容の指導にあたる」と指摘されていたことが明らかになったと報じら れています。

 「JR脱線事故、事情聴取用に『
ポリちゃん想定問答集」(朝日新聞 09/10/17)
 「JR西の山崎前社長らが佐々木社長に進退伺 伊丹で『おわびの会」(産経新聞 09/10/17)

 まあ、よくも色々とチマチマとした保身の工作をしたものです。
 そして、バレたら安い頭を下げることの繰り返し、いつまで続くのでしょう。

 JR西日本の描いたストーリは、事故の原因を亡くなって口を利けなくなった運転士に押し付け、責任を取らなければならない奴らがぬくぬくと高給を取り続 けることだったようです。

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調:現在の運輸安全委員会)の委員に接近し事前に報告書案を手に入れ、内容の修正を依頼したり、公述人に応募 するよう国鉄OBらに働きかけ公述人に自分たちに有利な発言を依頼したり、事故を予見していたと思われる社内会議の資料を隠したりと事故調の報告書の信頼 性は失われたと思います。

 遺族らが国交省運輸安全委員会に報告書の内容を見直すことなどを求めたことは当然のことと思います。
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 申し入れ書は、山口浩一元事故調委員が、JR西日本の山崎正夫前社長側から飲食接待を受け、調査状況や事故報告書案をもらし、前社長から修正発言をする よう求められていたことに触れ「(報告書の)内容の真偽そのものが問われている」と指摘。「少しでも事故の真相に近づけるのではとの期待を踏みにじり、わ れわれに対する裏切り行為であり、調査のあり方や役割に疑問を抱かざるを得ない」とし、委員会議事録や基礎的な資料、情報の開示を求めています。
---------------------「JR西 事故調査委に圧力」(しんぶん赤旗 09/10/17)

 福知山線脱線事故に関する限りJR西日本は犯罪集団に成り下がっています。
 前原国交相がJR西日本に業務改善命令を出していますが未だに経過報告もないそうです。

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