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09/11/21 映画「アンナと過ごした4日間」

 政治家とは盗人の 集まりなのでしょうか。
 内閣官房機密費を政権末期に、使いみちを記録することも公表することも必 要ないことをもっての幸いと2億5千万円も持ち逃げしたことは、彼らがいう「国家の機密」ではありえないことは明々白々です。

 この件に対する関係者の発言は政治家としての資質を疑うものです。

◇鳩山由紀夫首相
 「政権交代が起きる時はこういうものではないか。あまり 旧政権のことをとやかく言うつもりはない」
◇平野博文官房長官
 
「(河村建夫)前官房長官に聞いてもらいたい」
 「前政権のことで、根掘り葉掘り調べる立場にない。調査しても出てこない のではないか」
◇河村建夫官房長官<持ち逃げ実行犯>
 
「非開示ということで、説明する立場にない」

 昨日(20日)、平野官房長官は過去5年間の官房機密費の国庫からの支出額を公表しました。
 各紙の情報を元に右の表の表を作って見ましたが呆れるばかりです。
 毎年、毎月同じように定期的に定額が支出されています。
 使いみちはヤクザのみかじめ料のようなものでしょうか?
 まさか、党本部へ上納されていたのではないでしょうね。

 この他にも内閣情報調査室に約二億三千万円が渡っているのです。

 以下の新聞記事などを参考にしました。
 「機密費支出 前政権、衆院選後2.5億円 毎月平均1億円」(東京新聞 09/11/21)
 「機密費支出額公表 使途の疑念さらに強く」(東京新聞 09/11/21)
 「政権引き継ぎ時 金庫カラ 記録もなし」(しんぶん赤旗 09/11/21)
 「機密費 検証と公表を
(しんぶん赤旗 09/11/21)
 「機密費支出2億5千万円、政権交代直前に突出」(読売新聞 09/11/21)

 ポーランド映画「アンナと過ごした4日間」を観てきました。
 監督はイエジー・スコリモフスキといい著名な方のようですが、この監督作品もポーランド映画も観るのは初めてです。ストーリーは単純でコミカルでさえあ るのに難しい映画でした。

 寝たきりの祖母と二人暮し
冴えない男の家から金網の向こうに白い壁にオレンジの屋根の建 物と往き来する人が見える。
 釣りをしている男の前を牛の屍骸がゆっくりと流れている。俄かに雨が降ってきて男は雨宿りに廃工場に走りこむ。
 「オクラサ!」と軍人か警察官の尋問する声。

 冒頭のシーンはこんな風でした。
 町の風景は安野光雅さんの絵のように明るいものでしたが、男の家、川、廃工場と暗い暗い色調でした。
 公式サイトの予告編を事前に観ていると、 この三つ場面は繋がるのですが。。。

 病院の雑役夫として働く男(レオン)は釣りに来ていて、たまたま俄か雨に出会い雨宿りに入った廃工場で女(アンナ)がレイプされている現場に出くわし た。
 それ以来アンナのことが気になって自宅の窓から見える病院の寄宿舎のアンナの部屋を観察するようになった。
 レオンは、とうとうアンナの部屋に忍び込むまでになっていきます。

 病院で仕事中のレオンがゴミ箱に入った人間の手首を焼却炉に投げ込んでいる場面がありました。その後、看護師長と思わしき女性が「処分したか?」と確認 にきます。この時、おぞましいストーリかと思いました。
 劇中の事件の設定が2003年とかのいっていたので時代設定は現代と思います。病院で切断した身体の部位をあんなに簡単に処分してしまうのかと疑問に感 じます。

 最終の場面で、レオンが刑?を終えて自宅に帰ると寄宿舎との間に高い塀が建っていました。塀は古びているようでレオンが見ていたものは幻だったとの設定 かと思いました。

 公式サイトではレオンは中年男、アンナは若い看護師となっていましたが、髭を剃り正装をしたレオンは若く、やや小太りのアンナは中年女のように見えまし た。

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