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09/12/08 東播磨海浜ポタリング

  M瀬さんに誘われて日曜日に加古川から須磨までの海岸をポタリングしてきました。
 天候は晴れ、駅前の商店の旗が強風にはためいています。風も冷たく上は4枚の重ね着、下はタイツに防風衣、手袋は指先までのものと完全に冬装備です。

◆かつめし

 10時半、JR加古川駅に集合。私は加古川名物のかつめしを食べたことが ないのでできればとリクエストしておきました。早速、M瀬さんがネット上で評判が良かったという旭食堂を目指します。
 駅近くのアーケードのある商店街に入ると空き店舗らしい店の前で小ぶりのフリーマーケットや模擬店などが催されています。この通りもシャッター通りとい う風情です。歌手の菅原洋一さんの実家もありました。

 商店街を外れて少し行くと目指すお店・旭食堂がありました。今どきこの構えで営業が続けられているのが不思議なくらい古びたお店の作りです。さながら 「三丁目の夕日」のセットを一回り小汚くしたような造りと、セットから出てきたようなおじさんとおばさんが厨房で手際よく働いています。

 炊き立てのご飯に牛かつとたっぷりかかったちょっと甘めのデミグラスソース、由緒正しきB級グルメといった味でした。かつめし800円也。

◆鶴林寺
 やっと本格的に走り出します。
 といいつつも数キロ先の鶴林寺に立ち寄ります。拝観料500円を払って境 内へ入ります。正面に本堂、左手に太子堂、どちらも国宝です。木成の味のある建物でした。

 R250に出て南西に進みます。西向きに走って正解です。追い風に助けられて自分の足の力を過信しそうです。
 途中、播磨町を通過します。この町も平成の大(馬鹿)合併の誘惑に負けずに「町」を守っています。町や村がどんどんなくなっています。

◆海岸通り
 一部、姫路明石自転車道を走りますが相変わらずの「作っただけ」の自転車道です。
 二見から海岸にでます。強い風に陽が輝いています。淡路島が目と鼻の先に見えます。冷たい風にもかかわらず砂浜で女子高校生らしき三人が戯れています。 羨ましい青春の一こまです。


 さすがに行き会うサイクリストはほとんどいません。
 このあたりは車が入ってこない道で安心して走れます。数年前に走った時より道路も海岸も整備されています。
 明石川に架かる大観橋を渡ると明石の市街地です。

◆玉子焼き
 魚の棚商店街付近や淡路島への連絡船の乗り場界隈には玉子焼き(たこ焼きの一種)のお店がたくさんあります。これもM瀬さんの事前リサーチにより第一候 補のきむらやにいきますが、13時過ぎにもかかわらずたくさんの人が並んでいます。

 第二候補のふなやも10人ほどの人が店の外の吹きさらしで待っています。私たちも待つことおよそ1時間、やっと入店です。
 お好み焼き、焼きそばなどのメニューもあるそうですが、土日は玉子焼きのみで営業とのことで一人前ずつ注文します。
 玉子焼きの穴が凹んだ鉄板が3枚に今日は使わない大型の鉄板がある厨房と、客席は詰めれば10人ほど、普通は6人程度が座れるだけのスペースです。

 出てきた玉子焼きにびっくりです。5個並びが4列、合計20個が一人前です。私の知っている店の倍の量です。しかも一人前が500円と2度びっくりで す。
 出汁はカツオ風味でやや薄味でした。健康にはこれくらいがいいのでしょう。一列5個は辛口のソースをつけていただきます。
 中ビンのビールを一本ずつで〆て950円、満腹、満足でした。

◆舞子公園
 食べてばかりのポタリングです。

 タコフェリー乗り場の前からR28を東へ、JR山陽本線、山陽電鉄と並行 するR2に合流して更に東進。R28は淡路島を縦断し徳島まで続く国道です。
 明石海峡大橋の本土側のケーブルの固定場所:橋台(アンカレイジ)がある舞子公園に着きます。ますます風が強くなってきました。

 孫文記念館から出てくる人も風に煽られています。
 舞子公園に続く緑地にはホテルやアウトレットがありますが、私にはもう用のないものばかりです。

◆TREK
 R2は山と海の間にJR、山陽電鉄、国道が平行して走っています。相変わらず追い風に助けられ実力以上の走りとなっています。
 今日の目的地は須磨公園です。近くにあるTREKのお店「トレックフラグシップストア神戸」に行ったことがなかったので寄って見ることにします。
 1階の車庫には試乗車が10台ほどあります。店内には100万円を超えるロードバイクから10数万円のものまで完成車が5、60台ほどありますが、今で は私には用のないものばかりです。
 100万円の自転車の商談を横目に見て退散します。

◆反省会
 TREKの店から駅(須磨海浜公園)まではすぐ、反省会をしようと立ち飲み屋かコンビニを探します。駅前から2本ほど東の筋に若宮商店街との表示があり 少し下ると小さな酒屋があり覗いてみると立ち飲みができそうです。
 店内には小さなカウンターがあるだけの立ち飲み屋でした。日本酒を燗してもらいます。並々のコップ酒で今年の走り納めに乾杯。あてはちくわとごぼう天、 ちびりちびりと5分ほどで一杯を飲み干す。
 店番のおばちゃんの「釣りの客が釣果を持ってきて表で魚を捌くからご飯を炊いてあげるの」とかの話を聞きながら、オヤジ二人の会話は酒とともに滑らかに なります。わずか30分余りで4杯ずつ楽しい酒でした。

 本日の走行距離は50km弱、軟弱なでも予定どおりのランでした。

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