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10/01/01 年初め

 正月早々、家人も いない、電話もならない、静かな年明けです。
 正月に門松を飾るのは企業と大きなお寺くらいのものです。

 <門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし>
 <目出度さもちう位也おらが春>

 こんな気分の我が正月です。

 ゆっくり寝て朝湯を使い、天王山に登ってきました。
 サントリー山崎蒸留所から椎尾を登り天王山、表?登山道を山崎聖天に下ってきました。
 椎尾神社は注連縄も新しくなっているだけで誰もいない何時もの寂しい光景です。手水舎の手拭が風に吹かれています。沢沿いの道は枯れ葉で埋め尽くされて います。
 50分ほどで頂上です。頂上の広場(城跡)では寒風のなか家族連れが弁当を広げていました。下りの登山道ではたくさんの人が登ってこられます。途中の長 い名前の神社・自玉手祭来酒解神社(たまでよりまつりきたるさかとけじんじゃ)も新年の神事は終わっているようでした。
 山崎聖天には初詣の人がそこそこおられましたが、テレビでみる雑踏とは比べ物になりません。

 冷え切った体は風呂に使って温め、正月くらい良いだろうと明るいうちから酒をいただきました。

 さて、元衆議院議員松本善明さんの年末年始のブログ(新時代)の記 事を紹介します。 

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1970年代前半、社共両党の押す首長の地方自治体の人口が43%に達し民主連合政府の展望ができかけた時期があった。それは希望をもたらすと同時に、反 動勢力の猛攻撃の対象になった。公明党が社会党を統一戦線から離脱させる役割を担い、日本共産党には激しい反共攻撃が行われた。その挙句社会党の裏切りか ら小選挙区制の導入となり、社共の統一戦線は崩れた。その中から誕生した革新懇、これは統一戦線組織である。今この革新懇の果たす役割は非常に大きくなっ た。保守層まで含めた大きな統一戦線が組織されるならば、二大政党制という欺瞞を打ち破る大きな力となり、過渡期を国民主権の政治へ進める大きな道ができ るだろう。これを阻むための支配層の企みもなかなかのものだ。明文改憲が困難になる中で憲法9条の完全な骨抜き、比例代表の議席削減、廃止などなどなど牙 がむき出しになってきている。
-----------------「保守層まで含めた大きな統一戦線を

 私が労働組合運動をしていた頃は「憲法を暮らしに生かす」と謳った蜷川京都府政を初めとした社共共闘による革新自治体が全国に広まっていました。 1980年の「社公合意」で共産党を排除し事実上社共共闘は破綻し、その後は国会でも地方自治体でも共産党を除くオール与党体制となりました。
 その結果誕生したのが少数者の意見を抹殺する小選挙区制であり二大政党制でした。少数者の声に耳を貸さない政治などありえません。戦争は反対し憲法9条 を守るの一点で合意できる統一戦線がより大きくなることを期待したいものです。

 松本善明さんは「私はこの統一戦線の発展のために大いに力を尽くそうと思っています」と結んでおられます。
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