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10/01/03 小選挙区制

 民主党の小沢幹事 長は自宅で開いた新年会で「ここ一番という時に自分たちの手で政策を決定し、国会で法案を成立させる力を持つことが非常に大事だ」と述べたそうです。

 民主党の選挙公約には「衆議院の比例定数を80削減する。参議院については選挙制度の抜本的改革の中で、衆議院に準じて削減する。」と書かれています。

 小沢幹事長がいうように
民主党が7月の参議院選挙で過半数を取るようなことになれば、選挙公約どおりかろうじて小選挙区 制の弊害を救っていた比例区が機能しなくなり完全な小選挙区制が導入され民主党の独裁政治となるでしょう。

 選挙制度は国民の意思が正しく反映されなければなりません。 現在の小選挙区と比例区を併用した制度でも国民の意思が正しく反映されていません。
 昨年の総選挙の結果でも、民主党は42%の得票で64%の議席を得ています。
 小選挙区制は、選挙に金がかかりない、政権交代が起こりやすい制度という触れ込みですが、その前に国民の意思が正しく反映される選挙制度である必要があ ります。

 右の表は、昨年の総選挙の比例区の得票で議席を比例配分してみた試算です。
 一番右端の列の数字が国民の意思の結果だといえます。政権党にとっては運営し難い議席構成ですが、多様な意見が反映される国会になるのではないでしょう か?

 このWebサイトを読んでいただいている読者の方から 「小選挙区制は民意を反映しない制度だ」とのメールをいただき、その返信として書いたメールを紹介しておきます。

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○○様

yoshimです。
こんばんは。
拙いサイトを見ていただき、その上メールまでいただきありがとうございます。
さて、小選挙区制が田中角栄内閣の時代に画策された時は「カクマンダー」などといって、右よりの労働組合でも「小選挙区制反対!」の運動をしたものです が、1994年に導入されたときには社会的な反対運動も盛り上がらないままにあれよあれよという間に導入されました。
民主党は、小選挙区制を誤魔化すための「比例代表」の議席を減らすことを公約にしています。
私は民主党政権を20%程度しか評価していません。
大量の非正規雇用の労働者を生み出した責任は、労働組合を弱体化、あるいは御用組合化させた労使協調主義を唱えてきた民主党の旧民社党、旧社会党にあると 思っています。
長々と勝手なことを書いてしまいました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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