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10/01/06 近 頃思うこと

 最近、思うことを 書いておきます。私の備忘録です。

◆労働者派遣法は「改善」ではなく廃止すべき
 派遣社員として働いていた電力会社の関連会社で人権侵害を受け、派遣先の上長に申告したところ雇い止めになったために裁判を起こして闘っている人からの 年賀状には「労働者派遣法撤廃」と書いてありました。
 この法律の「被害者」の多くは「改善」ではなく「廃止」を求めています。
 労働者派遣法は、政府案のように小手先の「改善策」では労働者を守ることはできません。政府は誰の味方か早晩その姿を現すでしょう。

◆悪代官は糾弾すべき
 今日の格差社会を生んだのは歴代の自民党内閣です。労働力を細切れに使うことができる企業にとって都合のよい労働者派遣法を作り、改悪を重ね労働者を消 耗品のように使うようにしました。
 最近では2億5千万円もの内閣官房機密費を持ち逃げした自公政権、アメリカ国務省に自らで向きながら「突然呼び出された」などと嘘発言をした藤崎一郎駐 アメリカ大使など権力の犯した過ちを糾弾するという慣習がないことが悲しいです。
 それを追求しないマスコミにもがっかりです。

◆アカ呼ばわり
 私もアカと呼ばれた時代があります。そのころの高校も自由な雰囲気で教員は高教祖の活動家がいたりしてアカと呼ばれることに憧れでもありました。労働組 合活動でも闘う労働者は「アカ」と呼ばれ闘わない労働者は「シャミン」と呼ばれるのだと納得していました。
 しかし、日本の政治ではまだまだ「アカは怖い」という反共攻撃が有効なようです。
 しかし世界はそうではないようです。南北アメリカ大陸の35ヶ国で構成される米州機構(OAS)は、1962年社会主義を目指そうとしたキューバを国際 社会から排除するための「キューバ排除決議」を無効としキューバの復帰を認めたそうです。(しんぶん赤旗「キューバ排除撤回」 09/06/05)

◆憲法9条を守る
 今年の5月18日には「国民投票法」が施行されます。憲法を変える客観的な条件が揃うということです。
 一気に憲法9条が変えられることはないでしょうが、ある 日気がついたら9条は骨抜きにされているとも限りません。
 
民主党の小沢幹事長は「ここ一番という時に自分たちの力で政策を決定し、国会を通過させる力を持っていることが非常に大 事だ」と言っている。
 7月の参議院選挙で民主党が参議院でも単独過半数をとることになれば憲法改悪に第一歩が始まるような気がします。要注意だと思います。

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