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10/01/29 若 者に仕事と希望を

 相変わらず酒毒に 侵されています。酒を断たなければという思いと酒が飲みたいという欲求が夫々に強くなる毎日です。

 テレビは下らない。芸人と文化人もどきの芸人、、諸々の 馬鹿が楽屋話的なしゃべりで金を得ています。
 我が家のテレビは未だに「アナログ」と表示されていますが買い換える予定もつもりもありません。脱テレビのためにはよい機会ではないかと思っています。

 代わりにというわけではないのですがラジオをよく聴きます。AMラジオは受信状況が悪くてNHKも正しく選局できません。
 その点、インターネットの ラジオはいろいろと楽しめます。
 寝る前にクラシックをエンドレスで聴きたいときはOTTAVAを聴いています。
 リアルタイムにラジオを聴きたいときはKeyHoleTVで 関東地方や地方のラジオ番組を聴き、
出先ではラジオ局の番組をポッドキャストという仕組みで持ち運べる機能を使って聴いて います。

 テレビにも出ているタレント、文化人もどきもラジオではいくらか本音で話ができるようでその落差を勘ぐるのも楽しいものです。


  私は日本の法律が及ばないような零細事業所でほとんど無権利状態で働いています。
 連続して12日間も休日なしで働かされるかと思えば、数週間仕事がないこともあります。時給は900円前後で、1日4時間、週4日働いても月収は6、7 万 円にしかなりません。
 百歩譲って、私など老人が働くにはそれでもしょうがないかなと思っています。

 ところが、こんな職場にも20歳代の青年が求職してくるのです。
 フルタイムに働いても月収12、3万円にしかならない、社会保険も失業保険も労災もない、労働者として補償される最低限の権利もない職場に職を求めてく る人たちがいることに、この国の政に失望するしかありません。

 ある若者は妻帯で乳飲み子を抱えているそうです。彼は自分が在日二世で学歴もないからこんな仕事しかないのでしょうがないとあきらめ顔で言っています。 ある若者は地方から京都に出てきていて単身生活をしています。昼の弁当代を倹約するために手作りの弁当を作ってきています。

 私の見ているのは「まだ良い方」なのでしょうか?
 労働者派遣法は中小企業の経営者にまで、労働者は使い捨てできるものとか、必要なときに必要なだけという「ニンゲン」を「モノ」以下に見るような風潮を 生 み出しています。

 こんな貧しい日本にどんな希望を持って生きろというのでしょうか?
 こういう若者が希望を持って生き、人を愛し子どもを生み育てることが尊ばれるような社会にするのが政治ではないでしょうか。彼らのことを思うと自分の貧 しさよりも腹がたちます。

 彼らは職安に求職者として登録していないために失業者としても扱われていません。(失業率にも反映しません)失業保険の受給が切れれば職安(ハローワー ク)より民間の求人誌の方が情報は多いのですから、交通費を使ってまでハローワークに出かけることは無駄なことです。面接に出かける交通費さえ昼食を抜く などの工面をしているのです。
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