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10/04/29 疑わしきは?

 とりとめもないこ とを。

◆普天間基地は撤去しかない
 誰のためにアメリカの軍事基地があるのでしょうか?
 日本が誰から攻め込まれるのでしょうか?その時駐留アメリカ軍が守ってくれるのでしょうか?
 日本に攻めてくるものがいるとすれば、それはアメリカの軍事基地があるからではないでしょうか?

 戦争の放棄を謳う憲法を持つ日本に軍事基地はいらない。まして外国の軍隊など。
 少なくとも今までの戦争では金持ちが更に金持ちとなり、貧乏人は益々貧乏になってきたことは事実ではないでしょうか。
 言い換えれば、一握りの金持ちのために多くの貧乏人の命と財産が犠牲にされてきた。

 人はみな平等です。国家もまた平等です。
 日本はアメリカの傀儡ではない、従属国でもありません。

 まずは対等な立場で普天間基地の撤去をアメリカと交渉すべきではないでしょうか。
 日本にアメリカの軍事基地は要らない。
 日本に軍事同盟は要らない。

◆疑わしきは?
 マスコミの
ラジオを聴いていると、民主党の小沢幹事長の政治資金規制法違反容疑事件を検察の国策捜査だ、政治資金規正法 違反は形式犯だなどと小沢氏を擁護する意見を 耳にすることが度々あります。
 一昨日の東京第5検察審査会は全員一致で「起訴相当」の議決についても、検察が起訴できなかったものを素人に何がわかるなどと検察審査会の制度そのもの を 否定するような意見が多く見られます。

 「疑わしきは罰しない」という原則がありますが、権力を持つ人の場合は当てはまらないのではないかと思います。

 政治家は疑わしきを自ら嫌疑を晴らす必要があるのではないでしょうか。
 検察審査会の議決も[起訴相当=有罪]ではなく、[起訴相当=白ではない]との市民感覚が反映されたと思います。

◆一つの碑文
 マガジン9条の 4・25沖縄県民大会の取材記事(「沖縄」に訊く:bR)に沖縄本島北部の辺戸岬にある「祖国復帰闘争碑」の碑文が紹介されています。(引用し ます)

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全国のそして世界の友人に贈る

吹き渡る風の音に 耳を傾けよ
権力に抗し 復帰をなしとげた 大衆の乾杯だ
打ち寄せる 波濤の響きを聞け
戦争を拒み 平和と人間解放を闘う大衆の叫びだ
鉄の暴風やみ 平和のおとずれを信じた沖縄県民は
米軍占領に引き続き 一九五二年四月二十八日
サンフランシスコ「平和」条約第三条により
屈辱的な米国支配の鉄鎖に繋がれた
米国の支配は傲慢で 県民の自由と人権を蹂躙した
祖国日本は海の彼方に遠く 沖縄県民の声はむなしく消えた
われわれの闘いは 蟷螂(とうろう)の斧に擬せられた
しかし独立と平和を闘う世界の人々との連帯あることを信じ
全国民に呼びかけて 全世界の人々に訴えた
見よ 平和にたたずまう宜名真の里から
二十七度線を断つ小舟は船出し
舷々相寄り勝利を誓う大海上大会に発展したのだ
今踏まれている 土こそ
辺土区民の真心によって成る沖天の大焚き火の大地なのだ
一九七二年五月十五日 沖縄の祖国復帰は実現した
しかし県民の平和の願いは叶えられず
日米国家権力の恣意のまま軍事強化に逆用された
しかるが故に この碑は
喜びを表明するためにあるのではなく
まして勝利を記念するためにあるのでもない
闘いを振り返り 大衆を信じ合い
自らの力を確かめ合い 決意を新たにし合うためにこそあり
人類が永遠に生存し
生きとし生けるものが 自然の摂理のもとに
生きながらえ得るために 警鐘を鳴らさんとしてある
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