10/05/12 交々のこと
世の中には色々の
ことがあるものです。
まずは腹立たしいことから。
7月の参議院議員選挙を前に、民主、自民他で芸人やスポーツ選手の擁立が相次いでいます。国民、主権者を馬鹿にした政党に政治を任せるわけにはいきませ
ん。
有名人を候補者にすれば無知な有権者から票を掠め取れると思っているのでしょうか。今まではそんな小手先の手法で成功したかもしれません、もうそんな手
に騙されわけにはいきません。
また要請されて立候補するタレントに聞いてみたい。憲法9条を守るのか?日米軍事同盟をどうするのか?消費税をどうする
のか?「地球を覆うほどの愛で頑張りたい」などと歯の浮くような言葉ではなく地に足のついた言葉で話すべきだろう。
◆水銀汚染
鯨の町・和歌山県太地町の住民を調査した結果、毛髪の水銀濃度が全国平均の約4倍にも上ることが分かったそうです。
最近1ヶ月に鯨やイルカを食べた住民の水銀濃度は男性で15.2ppm(8.30ppm)、女性で9.75ppm(5.46ppm)と食べていない住民
に比べ高く、鯨肉などの摂取と毛髪水銀濃度の相関関係が認められたと調査をした環境省国立水俣病総合研究センターが発表したそうです。
「『捕鯨の町』太地町住民、毛髪水銀が全国平均の4倍」(朝日新聞 10/05/10)
太地のイルカ漁を隠し撮りしたと話題の映画「ザ・コーヴ」で、イ
ルカ肉には水銀が含まれていると指摘
されていたことが現実に証明されたことになります。
この映画は関西地区での上映スケジュールは今夏とのこと是非見てみたい映画です。
◆食品偽装
世に盗人と食品偽装の種は尽きないようです。
◇ホテルグランヴィア京都・鶏肉産地偽装
JR西日本系列のホテルグランヴィア京都のレストランで販売された弁当に「京地鶏」と表示されていたのに実際の鶏肉はボ
ロイラーを使っていたそうです。この弁当を食べた客から「地鶏」ではないのではと投書が発覚したとのことです。
素人の食感だけで分かった肉の違いをプロの調理人が分からなかったとは詭弁としか思えません。
ホテル側は「調理担当者が誤って発注した」と個人の責任にすり替えようとしています。利益ばかりを追求するJR西日本の企業体質の一端が垣間見えたよう
な。。。
もうひとつ許せないのはこの事件の報道です。
@ホテルは、「京地鶏」と表示した弁当にブロイラーを使っていたと発表した。
Aホテルによると、調理担当者が誤ってブロイラーを発注した。
Bホテルの担当者は、記者会見で発注の確認に不備があったと謝罪した。
Cホテル側は、弁当を食べた人に代金を返金する。電話は××。
「『京地鶏』実はブロイラー 京都のホテル、発注ミス」(朝日新聞 10/05/07)
朝日新聞の例を挙げましたが各紙同様に批判的な記事は一つもありませんでした。新聞は企業の広報に成り下がったようです。
数年前の食品偽装事件では、異常なほどのバッシングをして企業の責任を追及していた同じメディアが企業の言い分をただ垂れ流しているだけです。
各メディアは大広告主に尻尾を振るイヌでしかないのでしょうか。
◇生協・売残りカツ再販
生協のホームページを見ると「食の安心安全」「信頼」「確かな品質」などの言葉が踊ります。営利を目的としないはずの生協・「コープかながわ」の「ハー
モス荏田」店で売残りのトンカツを冷凍保存して、カツ重などに調理して販売していたそうです。
この事件も客からの「酸っぱい。はき出した」の苦情により発覚しています。苦情が出なければそのまま販売し続けていたこ
とでしょう。「『酸っぱい』カツに苦情 廃棄分トンカツ肉を調理、販売」(朝日新聞 10/05/07)
先の朝日新聞の記事によると3月28日にパン粉がついたカツ用の肉(消費期限は当日限り)1100枚を仕入れ販売、売れ残った330枚を冷凍保存して客
からの苦情があった4月24日までカツ重に調理して販売、250枚が売れたとのこと。廃棄率が30%から7%へと向上して
います。
売残りは廃棄するという社内内規があったそうですが、社員にはそ
れより重い利益追求の要求があったのでしょうか。
他にも「コープかながわ」で新たに2店舗、「コープしず
おか」でも3店舗で同様の事件が発覚しています。
◇青森産?秋田産
秋田産のリンゴを青森産と産地表示を偽って販売していた業者が青森県がJAS(日本農林規格)法に基づき原産地表示の管
理を適正に行うよう指示した。
私などには青森産も秋田産も変わりがないように思いますが、青森産だと高
値で取引されるのでしょうか?
産地偽装問題の被害者は消費者であることは当然ですが、偽装された産地(この場合は秋田
産リンゴ)も被害者であるように思います。偽装された産地からのコメントも聞いて見たいものです。
「秋田産リンゴを県産と偽装/青森市の小売り業者」(陸奥新報 10/04/22)
◆キヨシロー伝説
亡くなって1年、忌野清志郎さんの関係者の証言がまとめられたノンフィクションが出版されました。(神
山典士著「忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい」)
初恋の話、初恋の人に送った「2時間35分」の曲が入ったテープの話。。。
「清志郎さん幻のテープ巡る書籍 音楽の原点を探る」(朝日新聞 10/05/10)
私は清志郎さんの最後のアルバム「夢助」に収録されている「オーティスが教えてくれた」の次のフレーズが好きです。
♪愛し合うこと 君と歩くこと
笑うこと 涙を拭くこと
しゃべること 信じること
抱きしめること 旅に出ること
叫ぶこと 愛し合うこと
戦争をやめること
旅に出たくなりました。
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