10/05/17
朝日俳壇、歌壇より
夏の参議院議員選
挙で票を掠め取ろうとタレントやら元運動選手やらの擁立が続いています。政党にも立候補予定者にも憐れみを感じます。訴えるべき政策より著名人の「名」の
方が票をとれるとは情けないことです。
平野博文官房長官が徳之島の町議会議員との面談に続いてアメリカ軍基地受け入れ推進派の住民と会ったそうです。どう見ても「アメリカ軍基地は要らない」
という多数派の切り崩し工作です。
政治屋や労働貴族には当たり前の手法かも知れませんが不愉快です。そんな暇があるのならアメリカに軍事基地は要らないと民意を伝える努力をすべきでしょ
う。
朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介しようと思いますが、気が乗らないというでしょうか?新聞を開いても句や歌が素直に飛び込んできません。
脳が鈍感になっているようです。そんな日は羅列するに留めます。
◆朝日俳壇
◇たましひの朧の中をさまよへる(北海道鹿追町・高橋とも子:大串章選)
◇蝶々は風になりしか見失ふ(須坂市・三輪淺芽:稲畑汀子選)
◇灯点せば灯の色となり白牡丹(芦屋市・小杉伸一路:稲畑汀子選)
◇初燕二羽翻り翻り(沼津市・林田諄:長谷川櫂選)
◇あめんぼう仲良く見えて恋敵(神戸市・岸下庄二:長谷川櫂選)
◆朝日歌壇
◇天然のダムと呼びし田荒れはてて空で嘆かん井上ひさし(鳥取県・中村麗子:高野公彦選)
◇ふるさとの母の見舞いの行き帰り車窓に見て過ぎ吉里吉里の駅(久慈市・三船武子:永田和宏選)
◇雑草としか思へざる草々をハーブと愛でて妻は育つる(静岡市・安藤勝志:佐佐木幸綱選)
◇一人喰う飯はまづしと言ふ君を想ひつつ我もひとりの夕餉(東大阪市・木村福美子:佐佐木幸綱選)
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