10/05/27 石川文洋「日本縦断 徒歩の旅」
昨夜は昔の職場で
一緒だった知人と久しぶりに飲みました。楽しい酒でした。少々深酒でもありました。
普天間基地の問題は日本にアメリカの軍事基地が要るか要らないかという問題です。
私は日本に外国の軍事基地は要らないと思っています。すべての軍事基地が日本からなくなって欲しいと思っています。
民主党政府の解決方法は到底納得できるものではありません。
韓国の哨戒艦沈没事件は、大手マスコミを巻き込んである種の人々の思惑どおりに進んでいます。真実が明らかになりますように。
山崎豊子さんの「運命の人」を読みかけてましたが、主人公の政治記者が与党政治家に取り入りその政治家を後ろ盾に彼が「特権
階級」だ呼ぶ官僚から情報を収集していく姿が描かれています。
私には主人公の新聞記者も特権階級に組み込まれているのではないかとの思いに駆られ2巻に進む気が失せさせました。もっとも、国民を愚弄する外交密約は
追求されなければなりませんが。
最近はラジオ番組をインターネットで公開しているポッドキャストで聴いていますが、ラジオでは官房機密費の話題が時々取り上げられていますが、新聞やテ
レビではあまり報道されません。それは大新聞の政治記者にも渡っていたことが噂されています。大マスコミには自浄できないのは脛に傷があるからでしょう。
さて、報道写真家の石川文洋さんが65歳の記念に稚内から那覇まで日本海側の3300キロを歩き旅をされた記録「日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦」を紹介します。石川さんの旅は月刊誌BE-PALで紹介されていましたので知っていました。
「旅」はいいですね。羨ましい旅の記録を楽しく読みました。
石川さんは旅の記録を新聞、雑誌などに発表しながら、また本の原稿を書きながらの旅です。これも羨ましいことです。
私は川を見れば遡って行きたい、山を見ればあの山の向こうに行ってみたいと思います。
移動の手段は遅いほうが味わいがある。飛行機よりも鉄道、鉄道より自転車、自転車よりも徒歩が味わいをより深いものにしてくれます。
旅でありがたかったのはコンビニの存在、怖かったのは歩道のないトンネルなど自転車の旅と同じです。
この国の道路は自動車のためにあり弱者である歩行者や自転車のことは考えていないようです。
中頃には私も走ったことがある新潟から舞鶴までの風景が懐かしく思い出されました。
後半には辺土岬の「祖国復帰闘争碑」のこと、辺野古のキャンプシュワブのこと、戦争と平和のことが語られています。
旅への気持ちが高鳴る本でした。
途中途中で必要なものを送ったり、ホームページを更新したり旅をアシストされたのは諏訪に住まわれる奥さんでした。現在
も石川文洋さんのホームページの「管理人」としてご活躍されています。
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