10/08/16 身辺雑記
◆所在不明者
市町村で高齢者の所在不明者の調査が進められていますが、厚生労働省は中
間報告もしません。
マスコミの市町村へ取材した数値でしか不明者数はわかりません。その報道もメディアによってバラバラな数値となっています。例えば8月15日付けの読売
新聞は全国で100歳以上の不明者は242人、
13日付けの朝日新聞は同じく279人としています。右の表は都道府県別の不明者数を朝日
新聞の記事から作表しました。
どこまで増えるのでしょうか?
対象者を80歳以上、60歳以上、、、、として調査すれば、この国には何万人と住んでいるところも生死もわからない人が明らかになるでしょう。恐ろしい
ことです。
先の読売新聞の記事はこのように書いています。「不明『100歳以上』242人…読売全国調査」(読売新聞 10/08/15)
◇不明者の過半数は家族と同居しているとなっている。
◇市町村別では神戸市(102人)、大阪市(45人)、京都市(18人)と関西の都市がワースト3だそうです。
JR西日本風にいうと「三都物語」の舞台が惨都のようです。
◇東北、北陸では不明者はでていない。
◇100歳以上で所在がわからない外国人が242人の他に35人もいるそうです。
また、朝日新聞は下記のように書いています。
「100歳以上不明、全国279人 兵庫・大阪などに集中」(朝日新聞 10/08/13)
◇神戸市(105人)と大阪市(63人)で全体の6割を占めている。
関西人としては哀しい現実です。
◇自治体は所在不明者を職権で住民台帳から削除できるが削除の判断が自治体によってバラつきがある。例えば東京都は人口1万人当たりで13.75人、兵庫
県は」1.87人だった。
◇しかし、住民台帳から削除された人は行政サービスを受けることができずにホームレスになる可能性が高いそうです。
江戸時代に人別帳(現在の住民票でしょうか)を持たない者は無宿人として世の中の爪弾き者でした。そんな人たちを描いた松本清張さんの「無
宿人別帳」を思い出しました。世の中は進歩していないということでしょうか?
◆曖昧な情報
最近読んだ本だったか、新聞だったか、Webだったか思
い出せないことがあります。
そのあやふやな情報はこんなことだったようです。
広島か、長崎で原爆を投下直後の姿を、日本人カメラマンが撮影したフィルムがあるそうです。アメリカはそのフィルムを持ち帰り保存していましたが、最
近?ドキュメンタリー映画として公開されたようです。
フィルムは日本に返還されましたが、政府は公開をしていません。公開されないのはそのフィルムには国民に見せられないもの見せてはまずいものがあるよう
です。
確かな情報を薄い記憶を頼りに探してみます。
◆アガサ・クリスティ
今年はアガサ・クリスティの生誕120年にあたるようで「生誕120年」と銘打った映画「華麗なるアリバイ」を見ました。
上院議員の大邸宅に招待されて男女9人、精神科医のピエールの元、現愛人取り乱れての愛憎劇の果て殺人事件が起こります。
謎解き役のエルキュール・ポアロが出てこず、何か物足りなさの残る映画でした。
男女9人の相関関係とキャストはこ
ちらに。映画館のWebサイトには「フランスが誇る豪華キャスト」とありました。
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