10/10/04
朝日俳壇、歌壇より
働き始めて1ヶ月
弱、精神的にも肉体的にも余裕ができません。
職場の労働環境に法令違反が明らかになりましたが、この問題をどう処理するのかも憂鬱な原因です。
不法行為を会社に内部告発して是正を待つのか、労働基準監督局などに告発して行政指導などを待つのか、マスコミに訴えるのか、はたまた労働者として闘う
のか。
何れにしても労働者がまとまっていないとことは進みません。数人の職場ですが、少人数だけに意見をまとめて組織化するのは難しいことです。
◆絶滅危惧種
歌手のクミコさんがこんな独り言(Twitter)
を言っておられました。
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めだかも絶滅危惧種だって
絶滅してほしいものは他にもっとあるのに
たとえば核兵器
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絶滅してほしいもの。
たとえば戦争、
たとえば貧乏、、、、
絶滅してほしいものはいっぱいあるのに、中々侭なりません。
◆小沢一郎
小沢一郎氏の政治資金を巡る事件で、検察審査会は2度目の「起訴すべき」との議決し小沢氏は起訴されることとなりました。
Twitter上では、小沢氏の起訴はマスコミが作り出した世論に影響された検察審査会の誤った判断だとする激しい「つぶやき」が飛び交っています。マ
スコミの偏った報道を批判する人たちが、敵の敵は味方と小沢一郎応援団のような雰囲気です。
起訴されたこの裁判の費用は検察審査会のメンバーで負担しろなどと過激なものもあります。
検察審査会は検察が起訴しなかった事件を、国民が起訴して裁判の中で真実を明らかにしてほしいとする国民の権利です。この権利を辱めるような意見には与
することはできません。
自民党や民主党内にも小沢氏は議員辞職すべきという声がでています。有罪が確定するまでは無罪が推定されるのですから他人が辞職すべきというのはいかが
なものでしょうか?
また、検察審査会の議決は9月14日に出されていたそうです。9月14日は民主党代表選挙の投開票日でした。なぜ2週間以上伏せられていたのでしょう
か?
起訴即ち有罪との固定観念を捨てましょう。
「推定無罪」の原則を改めて心におきましょう。
◆沖縄県知事選挙
民主党と連立を組む国民新党の下地幹郎幹事長が沖縄県知事選挙に出馬を検討していると報じられていました。「下地氏、出馬へ意欲 県知事選」(沖縄タイムス 10/10/04)
民主党が候補者を擁立も推薦もできない体たらくにあるのを友党の幹事長が救おうとしているのでしょうか?
この風見鶏みたいな男の浅知恵は子どもでも見抜けるようなものです。それは普天間基地の国外移転を公約にする伊波洋一さん氏の知事就任を喜ばない人たち
の意向を受けたものでしょう。
その人たちとはアメリカの傀儡政府、沖縄に、日本にアメリカの軍事基地をおくことを由とする人たちです。
4日付けの朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇曼珠沙華空をつかんで咲きにけり(草津市・井上次雄:大串章選)
曼珠沙華が空を掴んでいるとはよく見られているのですね。確かに蕊はクルリとカールしてものを掴むのに便利なようにできてます。怒りなのでしょうか?
◇茸山を出て方角を失へり(横浜市・橋本青草:稲畑汀子選)
茸取りは茸を見つけた場所の周りに茸を探すので繰り返すうちに方角を見失いやすいと聞いたことがあります。
物事に興じていると、本来あるべき姿を見失うことが多いとの戒めでしょうか?
◇稲妻の秒を数える理科教師(東京都・三木裕:金子兜太選)
この句は理科教師の習性のような姿を描いていますが、私も同様のことをします。稲光がするとイチ、ニイ、サン、、、と雷鳴が聞こえるまで数えます。雷の
位置(音の速さは約330メートル/秒)を知ったり、次の稲光から雷鳴までと時間を比べ雷が近づいているか遠のいているか予想する癖がついています。
小学生のころの担任教師が教えてくれたものをいまだに憶えているのです。
◇まんぢゅうが来て確認が来て敬老日(寝屋川市・石桁正士:金子兜太選)
敬老の日に僅かな金子を配って年寄りを敬ってとするのはいかがなものでしょう?今年はこの行事が高齢者の所在確認に利用されました。軽薄なことです。
今年は国勢調査の年でもありました。あの調査票だけでは所在不明の人は明らかならないだろうと思いました。
◇参道もビルの谷間や生姜市(藤沢市・小田島美紀子:長谷川櫂選)
生姜市は9月に行われる東京・芝の芝大神宮(芝明神)の秋の祭礼の別名のようです。昔この辺りは生姜畑だったことから祭礼に生姜が売られるようになった
とのことです。
一時、芝にすんだことがあり、毎日の通勤に芝明神の前を通っていました。東京のど真ん中でビルの言葉とおり谷間のような境内でした。
◆朝日歌壇
しばらく福島の美原凍子さんの歌を見ません。少し寂しいことです。
◇秋風のさやかに肌に触れるとき磐越西線(ばんえつさいせん)旅してみたき(久喜市・布能寿子:高野公彦選)
秋風に誘われて旅に出たいと思いながら時間と金がなく、そのうえ心の余裕もないために一歩がでません。磐越西線には乗ったことはありません。冷たい風に
吹かれながら喜多方のラーメンでも食べて見たいです。
◇切られ役だけで輪になり蚊遣り焚くロケの河原の大き輪の中(相模原市・角田出:高野公彦/永田和宏選)
切られ役はそんなに大勢いるとは合戦の場面の撮影でしょうか?切られ役イコール端役ということでしょう、主役級の役者たちは蚊遣りなどいらない快適な場
所で休んでいるのに大部屋の人たちは河原で車座になっているのでしょう。
悲哀を感じさせられました。
◇研修に遅刻の生徒がせかせかと座席に着いて居眠りをする(さいたま市・黛衛和:佐佐木幸綱選)
研修の生徒とは何でしょう?
学校に近くの子が遅刻をし、遅刻をする子は居眠りをするということ?
◇授業などに何の期待もせぬと言ふ子らに向かいてやはり授業す(八尾市・吉谷往久:佐佐木幸綱選)
この歌も授業風景、いまどきの子どもは塾通いで学校の授業には期待していないと公然というのでしょうか?
小学校が中学校の、中学校が高等学校の、高等学校が大学の、大学が就職の予備校となっている不幸な現実。
そんなにして就社して幸せなのでしょうか?そんな子らを相手に「やはり授業す」とは哀しい。
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