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10/10/20 徳島吉野川センチュリーラン

 10 月17日に、日本サイクリング協会が主催する「徳島吉野川センチュリーラン」が開催され参加しました。この大会への参加は 3度目、過去2回は徳島市鮎喰から池田ダム折り返し の160km、今回は軟弱に90km弱のクラスでの参加です。

◆車検
 昔の職場の仲間Tさんと大阪駅で待ち合わせてJRバスの徳島行きに乗車、昼飯代りの焼きそばパンに缶ビール、Tさんとは久しぶりの出会いなので話がはず みます。

 3時間弱で徳島駅前に到着。主催者から参加者に義務付けられている車検を事前に済ませていなかった私は駅前の観光案内所で、駅前付近の自転車屋を教えて もらったJRのガードを潜ってすぐのナカニシサイクルで車検をしてもらいました。
 「えー、吉野川センチュリーランに出るのですが、、、」と声を掛けるとお兄ちゃんは何も言わずに自転車を手にとって検査をしてくれます。「ボロボロなの で車検は緩めに」という私に笑いを返すだけ。女将と思われるおばちゃんに「用紙、持ってる?」と訊かれ、主催者の車検用紙を渡すと「はい」と店のゴム印を 押して返してくれました。
 お兄ちゃんはタイヤの空気圧が足らないとエアを張ってくれ、ペダルの締め回し、サドルも少し弄って、ディレラーを調整してくれるのですが無造作に輪行を 繰り返す私の自転車は後部のディレラーとワイヤーを繋ぐ口金が折れていました。部品交換をすると時間と金が掛かるなあと心配していると、社長と思しきおじ さんが「前の方で固定しておけ」と言うことで車検は完了。「いくら?」との問いに「いいわ」とのこと。

 早速、ホテルに向かいますが前輪から異音がします。見てみると前輪のリムからタイヤがはみ出しています。数ヶ月前にタイヤを交換したときにタイヤのワイ ヤーがリムのしっかりとはまっていなかったところに高圧のエアを張られてタイヤがはみ出したようです。サイクルショップから百メートルも走っていなかった ので自転車を押して戻ろうとするとバーンとチューブがはじけてしまいました。
 店に戻ると店の人は何ごとも無かったように、黙々とチューブを交換してくれます。お代は2100円也、車検代と思えば気に済む結果でした。

◆前夜祭
 徳島大学前の余りきれいとはいえぬホテル(1泊3000円ではこの程度)に姫路からの4人と合流し、早速近くの居酒屋で前夜祭となりました。
 開店早々の店は貸し切り状態、たらふく飲んで早めに切り上げます。24時間スーパーで明日の補給食にバナナと小さなパンを調達、ホテルに併設のラーメン 屋?でたらい麺なるものを食します。熱いスープに浸かった麺をつけ麺風に食べるのですがこれが結構いけました。
 別れて部屋に入ると直ぐに深い眠りについていました。

◆スタート
 5時に起きてシャワーと洗面をすまし、車で会場に向かうメンバーを見送ったあとTさんと6時30分に自走で出発します。風が強く寒いくらいの気候です。
 国道192号線を7kmほど走り鮎喰橋下の会場に到着、車で移動のメンバーは既に受付を済ませていました。
 開会式は老齢の役員の司会?挨拶?で始まりました。広い河川敷に小さなハンドマイクの音量は届きません。その上、JR徳島線の電車が2両、4両編成で鮎 喰川の鉄橋 を轟々と渡っていきます。
 来賓などという政治家の挨拶もなく。今何が行なわれているのか参加者の殆んどに分らない、この大会はこの緩さが魅力の一つです。今回は25回大会だそう で、Mさん夫妻はファミリー賞とか表彰されました。

 8時前に集団が下流の方に徐々に移動していきます。後ろの方から流れに乗って進んでいきます。160kmクラスから先にスタートしているようです。土手 に 上がった公道の右側から両方向の車の流れを縫って5、6人ずつスタートしていきます。私たちのスタートを8時20分でした。スタート直後に信号があり団子 になって2度目のスタートのような具合です。

◆向かい風
 名田橋を渡り吉野川本流の左岸にでます。
 風はかなり強い向かい風(西風)、土手の上の道は遮るものがなく風に遊ばれます。先に飛び出したKさんは風をものともせず折り返し付近のチェックポイン ト に20分も早く到着していましたが、後のメンバーは18〜22km/hで走ります。同じような走りをする人たちとは抜いたり抜かれたりしながらのペースで 進みます。
 グループのしんがりになった私は信号待ちでバナナを2本、水分を補給します。スタートから38kmほどの脇町のコンビニで初めての休憩をとります。ここ から折り返しまで7kmほどと地元から参加の人 に教えてもらいました。
 私は残りのバナナを3本ペロリと補給します。折り返しの小島橋を渡ったところがチェックポイント、ここではアンパン、バナナ、冷茶などが提供されます。 先行していたKさん は私たちの顔を見ると直ぐに出発していきました。

◆帰路
 帰路は下り基調に追い風で、25km/h超で走ります。Tさんがスパートを掛けて見る見る姿が小さくなって行きました。残された4人はバラけながらも イー ブンなペースです。私が先頭になった時に限り前に人は無く、2度もコースを外れるところでした。
 160kmクラスの先頭が数人、猛烈なスピードであっという間に抜いていきました。違う乗り物という感じがします。
 8時20分に出発した私たち4人は13時15分頃にゴールできました。KさんをかわしたTさんは13時前に、かわされたKさんは13時10分頃にゴール したとのこと。一緒に参加の6人、無事にゴールが何よりのこと。

◆反省会
 徳島駅前からバス輪行で帰る私たちの為に徳島駅前で反省会を催すこととなりました。午後2時過ぎから開いている店はそうそうありませんが、蛇の道は蛇の た とえどおり居酒屋の2階の座敷でハンドルキーパーの二人を除いて乾杯。お疲れ様でした。
 土産物を物色する車組の人たちと別れ、バス停でパッキングします。駅前では自民党の国会議員が政府を批判する演説をしていましたが、日本の窮状を招いた 原因は長く政権を担当してきた自民党にあるのですから、うすぺっらな演説でした。

 バスに乗る段になって運転手が「自転車は乗せられない」と言い出します。「大阪から乗せて来 たのに帰りに乗せないとは」「乗せるドライバーがいるから・・・」「徳島に来るにはバスが便利で利用しているのに自転車を乗せないとはおかしい」と言い合 いの末、ガラガラのトランクに収容。運転手はなぜ乗せられないのかが説明できません。JRバスに輪行をさせるように申し入れるつもりです。

 持ち込んだビールと乾き物で再度の反省会。大阪駅から自走のTさんと電車で輪行する私は別れました。
 本日の走行距離100km超でした。

 ルート図はこちら
 大会の様子はオールスポーツコミュニティと いうサイトに掲載されています。
 イベントID:69590、パスワード:3295で見られます。
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