10/11/22 京都・奈良紅葉サイクリング
柳田法相が辞任し
たそうです。辞任会見では反省もなく「補正予算の審議のため」と言っているようです。鳴り物入りで登場し、リベラルな人にも間違った期待を抱かせた民主党
政権とはこの程度のものでしかなかったのです。
こんな政権をヨイショした人たちに現状をどう見ているか聞いて見たいものです。
高齢者への虐待が昨年度15,691件(前年比4.9%増)、虐待による死者は32人に
も上ったと厚生労働省が発表したそうです。ほとんどが家族、親族による虐待だと読んで暗澹たる気持ちになります。「高齢者虐待、1万5700件=09年度、32人が死亡−厚労省調査」
(時事通信 10/11/22)
厚生労働省の発表はこちら(「平成21年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」
10/11/22)
老々介護など切実な問題です。自分が虐待される側にも虐待する側にもなる可能性があります。年寄りが長生きして良かった、若者が長生きしてほしいと思う
ような世の中にしたいものです。
京都から奈良へ紅葉狩?サイクリングに行ってきました。
集合、出発は京都駅、自走で向おうと思いましたが思いのほかの寒さに負けて輪行で移動しました。
網干からJR西日本の関西1デイパスを利用して来られたMさん夫妻、尼崎から参加のMさんと京都駅で合流します。コンコースは朝から観光客で溢れていま
す。女性のトイレは長い列ができていたそうです。
観光バスが居並ぶ八条口で自転車を組み立て、まずは東寺の弘法市をのぞきます。
誇りっぽい境内にぎっしりと並ぶ骨董品、衣類、焼きそばなどの食べ物、栗、椎茸など農産物、、、、色んなものが売られています。ざっくりと一回りして九
条通りを東福寺に向います。九条河原町の交差点を過ぎて鴨川、JR奈良線、京阪本線を跨ぐ跨線橋上には何台かの観光バスが路肩駐車しています。東福寺の混
雑が予想されます。
跨線橋を渡りきったところから東福寺への道は自転車進入禁止となっている
ので、
電車道沿いの道を南に迂回して六波羅門の内側の駐輪場に自転車を置いて、通天橋に紅葉を見ることにします。400円の拝観
料を払って長い行列の後ろにつきます。
通天橋付近は大混雑、頼りない整理員に事故が起こるのではと不安になりました。
紅葉は期待はずれで、数本の綺麗な楓の木には人だかりが出来ています。朝日新聞のカメラマンが来ていましたが、これでは記事にならないだろうと思ってい
ましたがしっかり記事になっていました。(「京都・東福寺の紅葉が見頃 通天橋の上は大にぎわい」 10/11/21)
報道は嘘を伝えているわけではないが、真実を伝えていることはないという当たり前のことを考えさせられました。
東福寺にやや失望して今度は十条通りを西進
して久世橋から京都八幡木津自転車道に入ります。一般道から自転車専用道に入ると安心して走ることができます。いつものことながら高額の自転車がシャカ
シャカと高速で行き来しています。今日はヘルメットを被りロードバイクに跨った小学生のライダーを多く見受けました。
宇治川を渡った御幸橋の袂(背割堤入口)で小休止、その後、石清水八幡宮の参道にあるたこ焼き屋「いっちゃん」に立ち寄ります。昼前でしたが客はなく焼
き置いて熱さもいまいち、油臭いたこ焼きでした。
この店も峠を過ぎたようです。商売とは難しいものです。
自転車道に戻り風もない木津川の左岸を吉野川センチュリーランをご一緒したMさん夫妻が引っ張ります。
時速二十数キロでの走行に慣れていないMさんが徐々に遅れはじめます。野蒜を摘んだり上空を飛行するモーターパラグライダーを眺めたりしてMさんをサ
ポートしているつもりでしたが、どうしても先行のMさん夫妻を追いかけてしまいます。
自転車道の終点、泉大橋からは狭くてサイクリングには不向きなR24を恐々走ります。木津奈良道の交差点を左折し奈良市内へのだらだらした坂道(奈良
坂)を上っていきます。頂上付近から俯瞰する東大寺大仏殿の大きな甍はいつ見ても感動します。
奈良市街に入ると車が多く渋滞しています。道路は狭く自転車が走れる路側のスペースがなく、狭い歩道には観光客が溢れています。走り難く道路です。
そんな中しばらく行くと、道路脇の広場には大きな銀杏の木の下に赤と黄のグラデーションが綺麗な楓の木がありました。木の下の石碑には東大寺の西大門跡
とありました。
外国語(中国語?)を話す観光客のグループや家族連れが写真を撮っています。東福寺の紅葉に消化不良の私たちはしばし紅葉に見とれます。
Mさん夫妻が近鉄奈良駅近くのご親戚に会うとのことで駅前広場でしばらく待ちます。駅前広場では迫力のない演説とビラを配っている新
興宗教の政治団体、化粧品のサンプルを配る脚長をこれ見よがしに見せ付けるミニスカートのキャンペーンガール、黙って鉄鉢を抱える托鉢僧、右に左に行き来
する多くの観光客と見ていて飽きることがありません。
Mさんの親戚のお兄さんが駅近くに美味しいドーナツ屋(フロレスタ)があるとドーナツを買って来てくれました。
甘い物をほとんど食べない私にも素直な美味しさが伝わりました。
美味しいものを食べて今日の終着点・法隆寺に向います。駅前のR369を西に向かい秋篠川沿いの奈良自転車道を走ります。狭くて一般の道路を度々横切る
走り難く、大和郡山の城山を超えた辺りから一般道の右側を走行するように作られていて危険な道路です。
慈光院近くなって私の自転車がパンク、予備のチューブと取り替えて、法隆寺へと急ぎます。
客が少なくなった夕暮れの境内を自転車を押しながら門前の土産物屋の並ぶ通りに出て、東の空に満月が張り付いたような中
を法隆寺駅に向います。
駅近くの食堂で反省会となりました。好みの食べ物をトレ
イに取って最後にレジで清算をする社員食堂のようなお店でした。すき焼き風煮物、茄子の煮びたし、高野豆腐、焼き秋刀魚に
発泡酒で〆て950円ほど、味付けは関西風の薄味で美味しいかったです。
JR関西線で新今宮まで、新今宮から環状線に乗り換えて大阪駅に19時過ぎに到着、東西に別れ帰宅しました。
本日の走行距離:約80km。天気:晴れ風なし、奈良坂辺りで21℃(15時頃)
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