11/03/09
朝日俳壇、歌壇より
アメリカが日本を
どのように見ているか?
象徴的に示すのがケビン・メア米国務省日本部長の次のような発言です。
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合意形成は日本文化において重要なものだ。日本人はこれを「合意」と呼ぶ一方、それは「ゆすり」を意味し、彼らは「合意」の文化を「ゆすり」の手段に使っ
ている。合意を模索するとみせかけ、できるだけお金を引き出そうとするのだ。沖縄の人々は日本政府を巧みに操り、ゆすりをかける名人である。
--------------------「メア氏講義メモ全文(日本語訳)」(琉球新報 11/03/08)
沖縄の人はゆすりの名人で、普天間基地移転問題で金を強請っている。金が欲しければ辺野古への移設案にサインをしなさい。
強請りの名人はどちらでしょうか?アメリカのポチである日本政府を強請り「思いやり」予算という名の金をせしめているのはアメリカではないでしょうか?
◆無権利な労働者
先日、最寄り駅から自宅への道で遭遇したことを書いておきます。
この道は大阪府道となっていますが旧街道で狭くて車も人もそこそこ通る道路です。その道でケーブルテレビ会社の下請け工事の若者が架線に梯子を立て作業
をしようとしていました。梯子は道路を三分の一ほどを占めていました。
通りかかった私は「道路使用許可は取っているの?交通整理する人はいるの?」と聞くと、「許可証は車にある、ガードマンはすぐ来る」と見え見えの嘘でそ
の場逃れをしようします。
彼らは1件いくらで雇われているでしょうから、一々警察の許可も取らず、ガードマンも雇わず、仕事を捌くしかないのです。
彼らの安全、通行人の安全は蔑ろにしている会社に憤りを感じました。帰宅後、会社に電話をしようと思いましたが、下請け、孫請けのことまで知らぬと言わ
れるのが落ちだろうとしませんでしたが、念のために作業員の名札に書かれていた三つの社名を書いておきます。(J:COM)(株式会社テクノロジーネット
ワークス)(コネクト)
感度が鈍くなっているのか、ドンと心に迫る句や歌がありませんでした。
◆朝日俳壇
◇男根は一本の神葱坊主(塩釜市・桜井洋嘉:金子兜太選)
選者は「愉快。ただし葱坊主はまだまだ」と評されていますが、確かに愉快な句です。
◇軒つらら聖者の杖の如きかな(北海道鹿追町・高橋とも子:大串章選)
北海道では氷柱も大きく成長するのでしょうね。私の育った地方ではそんなに大きな氷柱はできませんでしたが、バケツに張った氷や氷柱は子どもの遊び道具
でした。
◆朝日歌壇
◇こんな日に出て来てくれる友がいてロシア料理屋の窓に降る雪(東京都・上田結香:永田和宏選)
作者は若い女性でしょうか?老いた女性でしょうか?
何れにしても食事をしようと言って雪の中を出て来てくれる友人がいることはうれしいことでしょう。人との付き合い方が下手な私には羨ましいことです。
◇数分後煮らるる貝はゆつくりと向きを変へてをり春灯の下に(横浜市・笠松一恵:永田和宏選)
歌われている貝は何貝なのか気になります。巻貝か?二枚貝か?
先日、サイクリング仲間が催してくれた牡蠣パーティに参加できず、この歌を読んで無性に貝が食べたくなって来ました。
伊勢に行くか?福井に行くか?大アサリを食べるか?サザエをたべるか?
◇呉れるひとが和尚さんにはあるまいと檀家のばばがチョコレート呉るる(三原市・岡田独甫:馬場あき子選)
チョコレートを持ってきたばあさんの姿が浮かびます。よく入選されている岡田独甫さんはお坊さんだったのですね。
◇近影に見慣れぬシャツと腕時計会わずに過ぎた月日を写す(茅ヶ崎市・末吉由美:佐佐木幸綱選)
近影を送った男と、その写真を見て初めて見るシャツや腕時計に目がいく女はどういう関係なのでしょうか?読むものに物語を創造させる歌が好きです。
◇腰伸ばし「休まんか」父は真っ白な吹き出しをだす除雪の
途中(富山市・松田由紀子:高野公彦選)
北陸の雪は重いことでしょう。「休まんか」と漫画の吹き出しを出すと表現、うまいなあと思いました。
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