11/05/08 交々のこと
今日は母の日、私
の母は５月で９３歳になります。
大きな病にもせず年相応な健康状態でふるさとに兄夫婦と暮らしています。母よりは先に逝かないということがせめてもの親孝行と思うこの頃です。
先日のアメリカ軍によるビンラディン殺害事件で、アメリカ国民がホワイトハウス前などに集まり「ＵＳＡ！ＵＳＡ！」と歓声を上げている報道を見てアメリ
カ国民とはよほど野蛮なことと思いましたが、在米の映画評論家の町山智浩さんがラジオ番組で「アメリカ人の一部の人たちの騒ぎを全米がお祭り騒ぎをしてい
るように報道されていたがでっち上げに近いものだった。９．１１で３０００人の人が犠牲になったが、その後１０年にわたる報復という口実の戦争で５０００
人の若者が死んでいる。多くのアメリカ人は複雑で沈鬱な気持ちいると思う」と話していました。ラジオ放送のポッドキャスト。
いつも報道は複眼で見なければと思っているのですが、なかなかそうも行きません。注意しなければなりません。
今回の福島第一原発の事故は「未必の故意」による犯罪だと思います。「事故」ではなく「事件」と表記するのが正しいのでしょう。そのように考えると東電
は加害者、歴代の政府や御用学者は共犯者、そして福島の人たちは被災者でなく被害者です。もちろん日本人だけでなく世界のすべての人たちは被害者でしょ
う。
さて、菅直人首相は、中部電力に対し「防潮堤などの対策ができるまで」との期限付きで浜岡原発の停止を要請しました。
浜岡は一時止めるが、民主党の原発を中心とするエネルギー政策は変えないとのことのようです。止めないよりは良しとしましょう。
最近の報道では芸能人やスポーツ選手、それに皇室の人たちまで被災地巡りをしているようです。
皇室の人たちが被災地に行っている限りは、福島第一原発が重大な事態にならないことの保証のように思います。
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