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11/07/05 朝日俳壇、歌壇より
 2日の土曜日は東 京では7・2原発ゼロ緊急行動が行われて、我が町では国民大行進(ピー スウォーク2011)が行われ参加しました。京都府境から隣町との界まで僅かな距離 ですが歩いてきました。
 参加者は40人足らず、大半が退職者らしき私と同じような老人?でした。若い人が少ないのは残念なことです。

 さて、松本龍復興担当大臣が暴言、放言の末に在任9日で辞職したそうです。
 宮城県知事との面談時の様子は大臣、国会議員、否な人間性を疑うばかりです。こんな人間が差別と闘う部落開放同盟のナンバー2とは部落開放同盟の運動に も悪い影響を与えるのではないでしょうか。

 免罪は無実の人を罪に陥れることの他、真犯人を取り逃がすという二重の過ちを犯しています。松本龍氏のような人間に議席を与えることは、国民のために働 く人に議席を与えない二重の罪です。

  7月4日付けの朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。

◆朝日俳壇
◇冷房の骨ばかりなり恐竜展(一宮市・岩田一男:金子兜太選)
 恐竜展はどこでも人気があると聞いたことがありますが、行ったことはありません。
 大きな博物館なら冷房の効いた展示室で骨格標本だけが「不気味」に立っているのでしょうか?

◇風鈴の熱あるごとく鳴りにけり(川崎市・池田功:長谷川櫂選)
 広い家の軒先でチリリンチリリンと鳴る風鈴は風情があるのでしょうが、集合住宅では暑苦しいと感じてしまいます。
 「熱あるごとく」とはぴったりです。

◇滴りの規則正しき乱れかな(東京都・望月清彦:大串章選)
 雨垂れか水道の栓が甘くなっているのか水が一滴一滴リズミカルに落ちている。ある時、リズムが崩れる、そんな時ってありますね。それも大きなリズムのう ちなのか?

◇梅雨晴間かさに重たき日差しかな(西宮市・藤本郷志:大串章選)
 先週の俳壇に<
福島の日傘は重し放射能>という句が入選していました。
 今週は梅雨の晴れ間の日差しが「重い」とは、日差しも重き今日明日ということ。

◇鮎釣の杭のごとくに動かざる(新潟市・沢田勉:大串章選)
 釣をしたことはありませんが、車窓から眺める釣り人は川中に浸かりながら余り動きませんね。ころころと場所を変えると釣れないのでしょうか?

◆朝日歌壇
◇「福島を出ます」とおさな子を連れし背が去りゆく雨の向こうに(福島市・美原凍子:佐佐木幸綱選)
 子どもは福島から離れた方がよいと思います。条件が許せば。。。
 3月に東京に住む娘たちが帰郷したとき、東京の知り合いたちから「逃げるの」と言われたそうです。なんと言われようと子どもたちの被曝は最小限にせねば なりません。

◇放射能目に見えるならこの霧のごと迫り来るらむ月山に佇む(須賀川市・中山孤道:佐佐木幸綱選)
 放射能は目に見えないから恐い、人間の力では無毒化することはできない、こんなものを作った人間は10万年も耐えなければならない。

◇レッスン日は決してキムチを口にせぬ出自明かさず通える妻は(大阪府・金忠亀:高野公彦選)
 名前から察するに作者は朝鮮半島出身の方のようです。奥さんはその出自を隠して社会生活を営んでいる。
 韓国のタレントや歌手が持て囃される時代になっても、朝鮮半島の出身者は未だに出自を隠さないといけないことに大きな矛盾を感じる。

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