11/07/20 アメリカ映画では喫煙シーン激減
放射能汚染の牛肉
が全国に出回っています。
政府や東京電力は、汚染の詳細なデータを調査し国民に明らかにすべきです。このままでは東日本の農業(まもなく漁業もだと私は思っています)が壊滅して
しまいます。
私は京都大学の小出さんの言葉を信じています。
彼は農業や漁業など一次産業を守るためにも放射能に汚染された食べ物も流通させるべきだと言っています。
3月11日から世界は変わった。放射能感受性の低い成人とりわけ老人が汚染食物の消費をしよう、子どもたちには汚染されていないきれいな食べ物を食べさ
せよう。
そのための仕組みつくりをと。
その仕組はどのようなものでどう作っていくのかと思っていましたが、成人映画の「18歳未満鑑賞禁止」みたいに食べ物に20禁などと表示をしてはどうか
とラジオ番組で発言されていました。
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(「子どものための食品の基準値を新たに設けるというようなアイディアはいかがですか?」との問いに答えて)
「えー基準値というのは多分決められないと思います。基準値を決めてしまうとこれより上は危険だけど、これより下は安全ということになってしまいますの
で。なんども私これも聴いていただいたと思いますけれども。映画で18禁というものがあるように、食べ物に関して60禁、50禁、40禁、まあ20禁、
10禁、というふうにですね、もうしかたがないのでなるべく汚染の少ないものは子どもにまわるように、そういうシステムを作るという以外にはないと思いま
す」
-----(今後解放されることはないセシウム汚染とその対策(MBSたね蒔きジャーナル)小出裕章 (京大助教)
非公式まとめ)
是非、そんな仕組ができるといいですね。
先日(17日)の朝日新聞に興味深い記事がありました。
アメリカで2010年にヒットした映画137本と、2005年にヒットした147本を比べると喫煙に関係するシーンが4000回から2000回以下に減
少しているというのです。
青少年向け映画では約28%に、成人向け映画でも約60%に減っているそうです。
アメリカでは映画の喫煙シーンが未成年の喫煙と相関しているとの研究報告があり、映画の喫煙シーンを減らすキャンペーンが行われていることが功を奏して
いるのでしょう。
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米国の映画に登場する喫煙シーンが、5年間で半減したこ
とが米疾病対策センター(CDC)の調べでわかった。
2005年にヒットした147本と2010年にヒットした137本の映画で比べると、たばこや喫煙に関係するシーンの数は4152から1825へと半分
以下に。青少年向け映画では2093から595に、成人向け映画でも2059から1226に減った。
まったく登場しない映画も2005年では49本(全体の33%)だったが、2010年では75本(55%)に増えた。
米国では映画の喫煙シーンが、未成年の喫煙と相関しているとの研究報告があり、映画の喫煙シーンを減らすキャンペーンが実施されている。全米映画協会に
所属する大手6社の映画会社のうち、3社の映画に限れば、喫煙シーンの減少率は96%に上るという。
CDCによると、米国での未成年の喫煙率は減少傾向にあり、「一定の効果が出ている」と分析している。
------------------「米ヒット映画
消える紫煙 たばこシーン5年で激減4152→1825」(朝日新聞 11/07/17)
アメリカではこのように青少年への喫煙を抑制する策がとられていますが、世界のタバコ会社は貧しい国にマーケットを求めて巧妙な販売戦略を展開している
のでしょう。
貧困と喫煙率は別の機会にまとめてみたいと思います。
随分古く10年前の記事ですが、当サイトでも何度か引用している記事があります。
98年にテレビやラジオ、インターネットなどでのタバコの広告を自粛している日本のタバコ会社は、テレビドラマに喫煙シーンを多用することにしているよ
うだとの調査結果があるとのことです。「たばこCM自粛後は喫煙シーンが増える、人気ドラマの分析結果から」(日経BP 01/11/16)
CMの出稿をしない代わりに密かに番組クレジットに乗らないように金と口を出しているのでしょう。
また、再放送ドラマでは喫煙シーンなど当たり前のように出てきます。
映画よりまずテレビでの喫煙シーン、灰皿、タバコのパッケージのシーンをなくしてほしい。責めてこんなことででもテレビ局の「良心」を見せてほしい。
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