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11/08/04 交々に
 先にも書きました が、また東京発のラジオ番組でこの夏は蝉の鳴き声が少ないことを話題にしていました。根拠のないことを言うのもどうかと思いますが良からぬことの前兆でな いとよいので すが。

 最近、がっかりしたことのひとつに政府がワールドカップで優勝した女子サッカーチームに国民栄誉賞を授与するとのこと、時々の政府は国民的人気者に便乗 するために、国民栄誉賞を使ってきました。
 スポーツの政治利用そのものです。辞退したイチローくらいの気概は望むべきではないのでしょうか?

 さて、先日、俳句もどきのブログ(17音の残日録)を読んでくださる方から、下記のようなコメントをいただきました。

 (要旨)
 40歳を過ぎたご子息が落語家に入門すると言い出したとのこと、子どもはないそうですが、奥さんが働いて食わせると言っているそうです。ご主人にもまだ 言えずにおられるとのことでした。

 そして、こう結んでありました。
 
これまで私は、いつ死んでもいいと言ってたけど、この子の成功を見るまで、長生きしたくなりました。

 このコメントにこんな返事を書きました。
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 お久しぶりです。あなたも多方面にご活躍の様子、いつも羨ましく眺めています。
 さて、ご子息のこと、素直に羨ましく思いました。
 一つは、四十過ぎて職を投げうってまでやりたいことがあること。二つは、それを後押しするパートナーがいること。
 男にとってこんな幸せなことがあるでしょうか?
 人生は一度きり、本人が後悔しない生き方を選ばれるのが一番と思います。

 解った風なことを書きました。親としてのご心配も解りますが、四十男が親が止めて止めるような決意でもないでしょう。
 男は自分の生きたいように生きていると思われているでしょうが、枝葉末節の部分ではそうかも知れませんが根っ子ではそうでないように思います。
 そう思うから、ご子息の決断にエールを送ります。
 噺家として名を成すもよし、成さぬもよし、カネに苦労するもよし、苦労知らぬは尚よしではないかと。
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 こんな世の中ですが、人間らしく、自分らしく生きられるということ、そんなことが許される時代だということに希望を感じました。
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