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11/10/28 弱い者苛め
◆消費税増税
 民主党・野田政権は、政権公約で消費税は上げないといっていたのに、11月のG20で10%に引き上げると「国際公約」をするそうです。
 公約を破るなら解散総選挙をすべきではないだろうか?

◆数字を弄ぶ政府
 国は東京電力の福 島第一原子力発電所の事故を極力小さく小さく見せようと色々な数字を弄んでいます。
 食品安全委員会は食品からの被曝量を「生涯累積100ミリシーベルト」と厚生労働相に答申したと報じられています。この被曝線量は外部被曝を除く食品か ら摂取するものだけでと言うことです。

 厚生労働省は、福島第一原発事故による放射性物質を含んだ食品を1年間摂取した場合の被曝線量を、全年齢平均で約0.1ミリシーベルトと推計している。 この厚生労働省の推計では、100年かかっても生涯10ミリシーベルトにしかならい。

 今後の補償の問題も含めて被害を小さく、小さくしたいことは見え見えです。
 現政権が誰のものかは明らかです。

◆弱者と弱者を対立させる
 自転車の通行について最近はよく報道されています。
 報道の仕方は歩道を我が物顔でスピードを出して走る自転車と衝突して怪我をしたとか、亡くなったとか、
どちらも交通弱者 である歩行者と自転車を対立させるかのように煽るものがほとんどです。
 
27日付けの東京新聞の社説(暴走自転車 歩道では凶器と知ろう)にも取り上げられていました。

 自転車を乱暴に運転する人がいることを否定しませんが、問題の本質からずれているように思います。
 問題は歩行者のための歩道の整備、自転車のためのレーンの整備などがなされていないからだと思います。
 大阪府の場合、歩道が必要な延べ延長(2,769km)に対して歩道の幅員2m以上に整備されている延長は1,368kmだそうです。「歩道整備計画(歩道整備の概要)」(大阪府)
 大阪府も「歩道の量的な不足、連続性が確保されていない状況」であると認めています。
 こんな現状をなぜマスメディアは報道しないのでしょうか?

 また、総理府の「
平成22年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況」によると、状態別の死者、負傷者は下表のとおりです。
 歩行者と同様に自転車も交通弱者だということは歴然です。

状 態
死 者
負 傷者
自 動車乗車中 1, 602 559, 260
自 動二輪乗車中 512 48, 277
原 付乗車中 359 67, 798
自 転車乗車中 659 150, 973
歩 行中 1, 714 69, 083

 自転車が車道を安全に走るためには、自転車専用のレーンを設けることだと思います。
 簡易には、道路端から1、2mのところにラインを引くだけで十分だと思います。宮島から広島市内に向かう旧2号線には原付と自転車共用の専用レーンがペ イントされていて安全、快適に走ることができました。

 一日も早くエコな交通手段である歩行者や自転車の先進国になってほしいものです。

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