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12/02/17 徒然に
 まとまらない話をまとまらない ままに。

◆映画「サウダーヂ」
 ラッパーの宇多丸さんが一押しの映画「サウダーヂ」が関西でも上映され始めましたので早速観てきました。
 商店街のシャッター通り化が象徴的に示すような現代日本のどこにでもある地方都市(映画では甲府)に暮らす貧しい日本人、ブラジル人、フィリピン人など の若者たちの物語でした。

 サウダーヂ(saudade)はホームページでは「一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの」と解説され ています。

 老いた脳では中々ついて行けないテンポで物語が展開して十分に理解できませんでした。もう一度見なければと思いました。

◆国民を逃がさなかった国家
 先日、NHKテレビで「原爆投下 活かされなかった極秘情報」の再放送をぼんやりと観ていました。

 太平洋戦争末期に日本も原子力爆弾を作ろうとしていた事実にも驚きました。
 それ以上に、日本(国家、軍隊)はアメリカ軍の原発投下を予測しており、特殊任務を帯びたB29がヒロシマ、ナガサキに飛来することも事前に掴んでいた こと、つまり原爆の投下を知っていた、なのに空襲警報も出さずに国民を見殺しにしたという事実が、3・11福島第一原発の事故後SPEEDIの情報を活か されず住民が放射能度の高い地域へ逃げて行くのを見殺しにしたことが被って見えました。

 悪名高き原子力安全委員会の斑目春樹委員長は2月15日国会(福島第一原発事故調査委員会)に呼ばれ「放射性物質の拡散を予測する「SPEEDI」と呼 ばれるシステムのデータの扱いについて「迅速に公開されていたらもっとうまく避難できたというのは、全くの誤解だ」と発言したそうです。(衆議院TVで 見られます)

 何のために何百億円もかけてシステムを開発したというのでしょう。
 京都大学の小出さんがいうようにこいつらは刑務所に入れなければなりません。

 非常時に国が軍隊が国民を守るというのは幻想に過ぎないのでしょうか?

◆沖縄・宜野湾市長選挙
 宜野湾市長選挙の結果はイハ洋一さんが僅差(900票)で敗れるという残念な結果でしたが、その選挙に介入した沖縄防衛局長の真部朗は未だに防衛局長の 椅子に安穏と座っています。
 国民新党の下地議員が国会で発言しているように、防衛局の沖縄県下の自治体への選挙介入は自民党時代から続いているようです。

 マスメディアでは宜野湾市長選挙の結果を真部「講話」と結びつけて解説するものではありませんでした。

◆橋下徹・大阪市長
 橋下市長は労働組合の時間内の活動を認めないと市庁舎から組合事務所を追い出したり、憲法違反の職員の思想調査をするなど常軌を逸しています。
 大阪市長選に立候補して当選したのなら大阪市長としての職務に精励されるのが本旨であろうと思います。イシンの会代表の顔を持ち出して、政権公約の作成 などは、住民課の係長が労働組合の委員長としての運動を時間内にするのとどこが違うのでしょうか。

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