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12/02/20 天王山散歩
 16日付けの朝日新聞は、民主 党が経団連などからの電力不足や原油高騰などの脅しに屈して原発の再稼働を容認することになったと報じていました。「原発再稼働、民主が容認へ 夏の電力不足を懸念」(12/02/17)
 もし、民主党の中に反原発を唱える人がいるなら、身を賭してこの動きを止めて欲しい。電力は足りているのですから。

 天皇が心臓手術を受けられたそうです。
 生まれる前から、健康に気遣う専門家に守られている人でも年を取ると「人並み」に老い、あちこちに病巣が現れるのですね。まさに人間・天皇です。

 この際とばかりに、天皇皇后の東日本大震災の被災地訪問の映像が好意的に、或いは押し付けがましく繰り返し報道されていますが、天皇らは東日本産の農海 産物を食べておられるのでしょうか?
 あたたかいお言葉をおかけになった農民、漁民が一所懸命育てて収穫した食べ物を、是非、お食べいただきたいと日本国の愛国の国民は思うのですが。

 さて、久しぶりに天王山に登っ て来ました。
 天気はよかったのですが、寒い朝、雪がチラついていましたが、相変わらずの怠惰な生活をふんぎろうと重い腰をあげました。

 ルートはサントリー山崎蒸留所脇から椎尾神社を抜けて椎尾谷沿いに登り、天王山の頂上を回り込んでメインのハイキングコースと合流し頂上へ、頂上からは 酒解神社(さかとけじんじゃ)を経て宝積寺、サントリー山崎蒸留所までのグルっと一回りです。
ルートはこちらで。

 サントリー山崎蒸留所は操業前、山の上にある児童福祉施設の子どもたちが賑やかに通学していきます。椎尾神社の境内はきれいに掃除されていて木立の中で 静かに鎮座しています。
 拝殿に一礼して、このコースで一番の急傾斜に登りつきます。登山道(ハイキング道?)もきれいに整備されていました。

 急坂を登りきって少し行ったところにある滝の水もチョロチョロとしか流れていません。

 今年の芥川賞を受賞した田中慎弥さんの「共喰い」の中で主人公の父親が川の流れを女性の割れ目のようだと言っている箇所がありましたが、この滝も今の 時 期には幼い少女の時期かもしれません。

 滝を過ぎたあとは谷は沢丈になり、なだらかで快適な道が続きます。
 この辺は高い木立に日が遮られて、ササユリを初めとしたいろいろな花が楽しめるのですが、この時期には眼を奪われるものは何もありません。

 谷の本筋から右に分岐する小さな沢に入り天王山の直下にでます。天王山の山頂からメインのハイキングコース沿いは筍畑(竹林)が散在するエリアです。寒 い時期が終わればすぐに筍掘りの農家の人たちが朝早くから作業をされる辺です。

 山頂に登ると男性一人が下山して行きましたが、山頂広場には誰もいません。即下山とします。


 途中、ハイキングスタイルの男性、トレイルランの女性とすれ違っただけで静かな山道です。

 麓の駅のホームからも見える酒解神社の石の大鳥居(旗掛の松)が幾つかある展望場所のひとつです。三川合流(桂川、宇治川、木津川が淀川になる場所) も、八幡の岩清水八幡宮の下を京阪電車が大阪に向かっていました。

 展望台の先の裸木に鴉が一羽じっとしています。何か食べ物を探しているのでしょうか?仲間を待っているのでしょうか?
 あまり好きにはなれない動物のひとつです。

 麓の宝積寺に下りると15、6人の中高年の男女のハイカーが集合していました。どこまで行かれるのか皆さん相当の装備です。群れるのが嫌な私にはこのよ うな集団行動は出来そうにもありません。

 三人に出会い、三言「おはようございます」と発しただけの1時間あまりでした。

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