12/05/17 自殺統計のことなど
◆関西電力の需給予測
関西電力という会社は立派な自前のビルに入っていますが、中身はガタガタであるように思います。
自社の主力商品である電力の生産量と供給予測ができない会社、うがって見れば原発を動かすために嘘をついてきた会社、どちらにしても禄なものではありま
せん。
４月２３日、１６．３％不足する、「大飯原発の再稼働をしても足りない」と。
５月７日には、１４．９％に値引き（笑）、さらに５月１５日には５．１％に出血値引き（大笑）してしまいました。
結局、大飯がなくてもこの夏は越せると関電自らが証明したことになりました。
でも、恥知らずな人たちですから「計算のパラメーターが間違っていた」などと平気で言い出すやも知れませんから要注意ですが。
オ心置きなくール電化の営業にも精が出せることでしょう。
◆暴走車
無免許で３０時間も運転していて居眠りをし３人の子どもや妊婦を轢き殺した少年には適用されず自動車運転過失致死傷で家裁に送られたそうです。
京都地検は危険運転致死傷
罪が適用できなかった理由を①居眠り運転は故意ではなく「過失」である、②少年が日常的に無免許運転を繰り返して来たことから「運転技能を持たない走行」にあたらないなどとしています。「亀岡暴走事故、危険運転罪の適用断念 少年を家裁送致」（朝日新聞 2012/05/14）
居眠り運転は、３０時間も
眠らずに運転していれば居眠り運転をして事故を起こすかもしれないことが１８歳の少年は判断できなかったということでしょうか？また、遊び仲間にも分からな
かったのでしょうか？
危険運転致死傷罪には酩酊
運転、信号無視などと同じように未熟運転致死傷罪というものがあるそうです。（刑法第208条の2第1項後段）
未熟運転といえば無免許運転を指すのかと思うのですが、運転免許の有無に拘わらず「運転技能を有していない状態」とのこと、運転免許を交付される要件に「運転技術を有す
る」ことが必須なはずです。
ペーパードライバーや老人の運転を想定しているのでしょうか？
個人的にはこの加害少年には未必の故意があったのではないかと思います。
この事件の京都地検の判断に「い
いもの見っけ」というブログの筆者・くうさんは「過失か？」と憤っておられます。
無免許運転自体が危険運転やないのん？
彼は悪質な運転をしたんと違うん？
運転技術が基準を満たしたと認められた人に 運転免許が出るのと違うん？
無免許でも運転技術があるって認めるのん、おかしいやん。
何日も教習所に通って練習して勉強して、
高いお金を払って やっと手にした運転免許証。
あれは、天下りの人たちの給料を払うためにあったんか？ |
時々、取り上げています自殺統計を久し振りに見てみます。データは警察庁の自殺統計
に拠っています。
自殺統計を取り上げるといつも引っかかりがあるのが１９９８年です。前年の９７年に２４，３９１人だった自殺者数が８，４００人も増えて初めて３万人
（３２，８６３人）を超えた年です。
１９９７（平成９）年或いは１９９８（平成１０）年に何があったのでしょうか？私は自殺の遠因は社会にあると思っています。社会の構造の変化があったよ
うに思うのです。
９８年以降昨年まで、年間の自殺者は３万人を下らず１４年間で４５万余人もの人が亡くなっています。
２０１０年、１１年、１２年４月までの全国の自殺者数と地震、津波、原発事故の被害を受けた岩手、宮城、福島の３県の自殺者数をプロットしてみました。
被災地からは４万人を超え
る人が県外へ避難しているこ
とを考えると前年比をみるのが正しいのかわかりません。
これからは自殺者数の他に、ガンなどによる病死が増えることもウォッチしなければなりません。
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