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12/06/14 徒然に
◆生きていく権利
 ちゃんと働いていれば生活はできる、老人や子ども、障害のある人など色々の困難があってちゃんと働けない人も健康で文化的な最低限度の生活はできる。
 そんなことを保証しているのが私たちの国の憲法(25条)だと思っています。それを実現するように努力するのが政治だとも思っています。要するに政治は 弱者を第一に考えなければならないと。

 第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
     2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 ところが現状はどうでしょう。
 障害者自立支援法は、自立というと聞こえは良いが「自分でなんとかしろ」というもの。
 後期高齢者医療制度は年寄りを差別し、早く死ねと言わんばかりの制度です。

◆東電を刑事告訴

 フクシ マはどうでしょうか?
 事故を起こした加害者である東京電力には警察、検察の捜査の手も伸びず、未だにお咎めなしです。引き換えフクシマの子どもたちは放射能に汚された地域に 今も生活をしています。

 私はお金と能力のある人は東京電力らを訴えて欲しいと思っていましたが、福島の被災者1324人11日に東電幹部ら33人を業務上過失致傷などの容疑で 告訴状を福島地検に提出されたそうです。「福島の住民1324人、東電幹部らを告訴」(朝日新聞 12/06/11)
 検察当局は原子力くムラの住民をお白州に引き出し国民の納得いく裁きを受けさすよう、偏見や予断なく告訴状を受理して欲しいと思います。

◆政治家は誰の味方か?
 滋賀県の嘉田知事は13日、外国特派員協会で行なった会見で、国や関電の圧力に屈して大飯原発の再稼働に同意したと「弁明」したそうです。「滋賀県知事 『関西電力と国から脅された』」(田中龍作ジャーナル)

 電力が足りないから滋賀県内の企業への送電を止めると脅された企業から、滋賀県から出ていくと言われたと。
 嘉田知事の今年3月、4月の琵琶湖は1450万人の水瓶を放射能で汚してはならない、原発なしで乗り切れるなどとの威勢の良い発言はポーズだったみたい ですね。一例は「『原発再稼動わたしはこう思う』滋賀県嘉田由紀子知事」に詳しく書いておられます。
 関電や企業が恫喝や懐柔を仕掛けてくることがわからなかったのでしょうか?「電力は足りている、なのに送電を止めるというのか」と反論もできなかったと は情けない。

 県民、国民の命より企業活動の方が重かったということ、琵琶湖が放射能で汚される可能性より、企業が県内から出ていく可能性が重かったというだけのこ と。

◆大飯再稼働迫る
 関西電力大飯原発の地元自治体おおい町の時岡町長も再稼働に同意、西川福井県知事も16日に野田首相に同意の意向を伝えるとのこと、これで大飯原発の再 稼働へ障害はありません。事故が起これば重要な施設となる重要免震棟もベントフィルターもないままに。「おおい町長再稼働同意 16日にも最終決定」(中日新聞 12/06/14)

 差し迫った状況の中、明日(15日)も金曜日定例の首相官邸前と関西電力本店前での多い原発の再稼働に抗議する集会が開かれます。18時に私も関電本店 南側に行きます。条件の許す方は是非ご自分の意思を関電に伝えてください。
 「6.15緊急!原発再稼動許すな!首相官邸前&関電本社前抗議

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