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12/06/26 映画「ム サン日記〜白い犬」
 今日、衆議院で民自公の談合による消費税増税法案が強行採決されました。与党からも 何人かの反対者も出たようですが、民自公による数の力は大きく可決されてしまいました。我が選挙区(大阪10区)選出の辻元清美議員はなんと賛成に回った ようです。こんな議員は何としても落選させねばなりません。
 自分の選挙区の議員は弱者虐めの法案に賛成したのでしょうか?反対したのでしょうか?反対票を入れた民主党議員の一覧はこちら

 政権交代、二大政党制などという幻想に騙されてきた結果が、大連立、翼賛政治への道だったのです。

 大飯原発再稼働、消費税増税、社会保障の改悪、オスプレイの配備とアメリカと財界の言いなりの政策ばかりです。
 消費税増税はこれから参議院での審議が始まります。是非廃案に追い込んで欲しいと願います。

 久しぶりに映画の話題です。
 韓国の映画「ムサン日記〜白い犬」で す。韓国映画は久し振りです。

 北朝鮮からの脱北者してソウルに暮らす青年の孤独を描いた作品です。パク・ジョンボムさんが製作、監督、脚本、主演もされています。パクさんは北野武監 督の「HANABI」を見て映画監督を志されたとのこと。

 物語は、北朝鮮から中国経由で韓国ソウルまでたどり着いた青年チョン・スンチョルは同じ脱北者のギョンチョルと一つ部屋で暮らしています。
 ギョンチョルは垢抜けした青年で、北朝鮮への送金を請け負うと詐欺紛いのことに手を出しています。一方、スンチョルは正直者で、風采が上がらず愚鈍、求 職の面接に行っても脱北者と分かり採用されず、違法なチラシ配りやポスター貼りの仕事をしています。スンチョルの友だちは拾ってきた白い犬(ペック)だ け、そのペックもギンチョルに捨てられようとしています。
 教会で見かけたスギョンに仄かな恋心を持っていますが、ダサい格好をしたスンチョルには手も足も出せません。

 
詐欺が露見し被害者たち (彼らも脱北者)から追われることになったギョンチョルから、逃亡資金に隠した金を持ってきて欲しいと頼まれるのですが。。。

 監督のインタビュー記事を読むと低予算で街頭の撮影も無許可でしていたそうで、音声も雑音まじりで雑な仕上がりという印象が残りました。以前に紹介した韓国映画「冬の小鳥」のゆったりとしたテン ポの映画とは対照的でした。

 韓国での脱北者は住民登録番号の上3桁が125(男性)。225(女性)とひと目で識別されているそうで、スンチョルのように就職もままならず差別の中 に2万人もの脱北者が暮らしているそうです。

 タイトルのムサンは北朝鮮と国境を接する中国の町の名だそうです。北朝鮮から国境の豆満江という川を渡ったところがムサン、脱北者はまずムサンを目指す のだそうです。

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