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12/08/05 広島から

  昨日から広島に来ています。現在は山口県岩国市郊外のホテルから書き込んでいます。
 各駅停車の旅は退屈でもあり、のんびりと楽しい旅でもあります。

 退屈な移動の時間潰しにIPod(デジタル音楽プレイヤー)と文庫本を持ってきています。IPodにはラジオ番組(ポッドキャスト)も入れてあります。 ラジオ番組から小話のような話題を一つ。

 永六輔さんが首相官邸前?(代々木公園かも)での反原発のデモに参加された時の話です。
 そのデモに瀬戸内寂聴さんも車椅子で参加されていて、離れたところから声を掛けてこられたそうです。離れた場所から群衆の中で声を掛けられても聞こえま せん。永さんはが「何〜?」と聞き返されたのに反応したのか周りの人々がヒューマンマイクロフォンのように口伝てで寂聴さんの言葉を永さんのもとに届けて くれたそうです。
 それによると寂聴さんは永さんに「いくつになった?」と訊かれていたそうです。
 永さんのラジオ番組を聞いた大竹まことさんが語っていました。

 ラジオの話題をもう一つ。
 毎 日放送(MBS)の「たね撒きジャーナル」という良心的な番組が秋の番組改編で打ち切りになるようです。
 番組の存続を願うリスナーたちが毎日放送局前に「お願い」に行ったりインターネットで署名を集めたりしています。
 マスメディアも朝日新聞に続いて東京新聞が「何故?」と報じています。

 私 は3.11以降、京都大学の小出さんの「事故解説」を聴いています。反原発の位置に立つ番組がスポンサーの意向に沿わないからとの憶測が当然起こっていま す。
 先日、毎日放送前に「お願い」に行かれたブログ「ざまに やがれい!」の筆者が見た「お願い」行動の人たちに応対した毎日放送の社員の涙について書かれています。「
東京新聞が報じた『たね蒔きジャーナル打ち切り検討』ーー社員が流した涙の意味是非、お読みください。
 こんなにもリスナー や社員が愛している番組を是非存続をお願いしたいものです。

 中々、広島の話が出てきません。
 ロンドン五輪の開会式の選手団の入場行進のことをご存知ですか?
 確か7月29日にロンドン在住の日本人のブログにスタッフに行進を制止され場外に出て行く日本人選手団の写真と共に不思議なこと、真相を知りませんか? との書き込みがありました。(このブログは現在見られません)

 政府も文科省もJOCもマスメディアも何も言いません。
 ネット上では、放射能に汚れている日本人選手団と一緒は厭やということ、日本人選手が競技に集中するため望んで途中退場したのではなどとの意見が書かれ ていました。
 大勢の記者やカメラマンを派遣しているマスメディアは開会式で日本人選手団だけが退場させられたことを見ていたはずです。なのに何故報道しなかったので しょう。
 ここ数日のマスメディアは「手違いであり抗議しない」そうだと笑い話風に伝えるようになっています。
 民族派のみなさん、これは国辱ではないのでしょうか?

 現在納得できる説は「石巻の中学生が選手のお守りにと渡した震災瓦礫で作ったメダルを選手が携帯していたから放射能汚染を気遣ったIOCの『配慮』に拠 る」がしっくりきます。

 事程左様に、マスメディアは国やスポンサーに都合の悪いことは見てみぬふりをするのです。テレビや新聞だけ見ていては騙されます。

 書いているうちに時間が過ぎています。
 今日はこれから一日早い原爆記念碑に「NoMore Hiroshima! NoMore Nagasaki! NoMore Fukushima!」を誓いに行ってきます。
 外は夏の日差しが照りつけています。
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