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12/11/11 ツアー登山

 金曜日の関西電力本店前での反原発の抗議行動に参加しました。前回は 「脱原発」の提灯がプロ風?のカメラマンに狙われましたが、今回は見るからにアマチュアのカメラマンに「写していいですか?」とちょっとモテたのです。

 今日は
東京での「11.11反原発1000000人大占拠」を初めとして全国46都道府 県230を超える都市や町で「原発をなくせ!」などの運動が行われるそうです。(しんぶん赤旗調べ)
 私も大阪・中之島公園で行われる「LOVE脱原発OSAKA1111」に参加します。残念ながら難波までのデモ更新には参加できませんが。
雨 催いの天気ですが、全国の皆さんに連帯したいと思います。

 知り 合いの50歳代の女性の話し。
 2週間ほど前に知人らと滋賀県の武奈ヶ岳に登った時のこと。出発時にはリーダー(男性・50歳代)を含め8人だったメンバーの一人が足の不調を訴えて妻 と下山することになった。心配したリーダーも同行して下山。
 残った5人は頂上を目指すが途中2人が脱落、残った3人は幸いにも山で作業する人に出会い自分たちが道に迷っていることを初めて知ったそうです。下山 ルートを教えられて何とか下山したという顛末でした。

 聞いていた私は、「良く知らない友だちの友だちみたいな人の後ろについて山登りを何故するのか?」と驚きましたが、それ以上に酷い話がありました。
 万里の長城で遭難、3人が死亡しました。

 今回の万里の長城での遭難も、3年前に北海道の
大雪山系トムラウシ山で起こった8人が死亡する遭難事故も同じ旅行代理店ア ミューズトラベルが主催していたそうです。
 分別もある60歳代、70歳代の大人が何故、09年7月に事故原因も改善されていない (と報じられている)会社が主催するツアー登山に参加するのでしょうか?
 トムラウシ山では同じ日に同じような行程で登山をしていた別のクラブの人たちは無事でした。生と死を分けたものはなんだったのか?そんなことも「トムラウシ山遭難事故調査報告書」に詳しく書かれています。

 ラジオ番組で、
あるコラムニストが今の60歳代、70歳代は若い頃登山をした経験がある 人たちでそんな人たちがツアー登山にも参加しているでは言っていましたが、本当に登山経験のある人たちがツアー登山に参加するのでしょうか?登山の経験の 少しある私なら参加しません。信頼関係のない人について行くなど到底無理です。

 亡くなられた方、ご遺族には申し訳ないが遭難は起こるべくして起こった。
登山も趣味である以上、参加も不参加も、業者の 選定も、遭難時の補償など全て自己責任でしょう。
 こんな会社の主催するツアーに参加することは、LCC(格安航空会社)を利用したり、路線免許を持たないツアーバスを利用するのと同じように死ぬことも あると覚悟の上で利用すべきでしょう。

 監督官庁の官公庁は事故が起きれば家宅搜索、業務停止命令を出すだけ、もぐら叩きでしかありません。
アミューズトラベル 社は11人目の犠牲者を出しました。
 8人が犠牲になったトムラウシ山ツアーではわずか18日間の業務停止でした。(営業所責任者が4年近くいなかったことで33日が加算された)
 3人の犠牲者では前回同様10数日の業務停止で済むそうです。死屍累々と屍が積まれないと廃業にはできないのでしょうか。

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