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13/01/10 日残りて昏るるに未だ遠し
 正月に帰省していた次女に小野俊一さんの「フ クシマの真実と内部被曝」を読んでみたらと渡したのですが、パラパラと読んで置いて帰りました。感想は「怖い」でした。
 7歳、4歳の子どもを持つ親にとって知りたくないことなのでしょうか?もっと強く被曝のことを話すべきなのでしょうか?

◆泥警
 昨年末に大阪の市立高校の生徒が自殺していた。自殺の原因はクラブ活動を指導する教諭による日常的な体罰が原因と報道されています。
 一番に責任を取るべき側の橋下市長が、いつの間にか責任を追及する側に回っているのが不思議なことです。
 大きな樹の周りを逃げ回る泥棒とそれを追いかける警官、泥棒の足が早くていつの間にか泥棒が警官を追いかけている図になっているような。
 橋下という男はこんなところが巧みなことです。

 前回紹介しませんでした朝日新聞の俳壇、歌壇のページに「第29回朝日歌壇賞」が掲載されていましたので紹介します。
 残念ながら私が取り上げた歌は一首も選ばれていませんでした。

◆高野公彦選
 空語(そらご)木語鳥語微風語噴水語すべて爽やか今日より五月(新潟市・丸山一)

<選者評>空、木、鳥、微風、噴水の初夏の声々をキャッチした爽やかな 叙情(じょじょう)詩。
<筆者感想>漢字12文字が連続して「そらごきご、とりごそよかぜご、ふんすいご」と小 気味よい。

◆永田和宏選
 あれしきの被曝で何を騒ぐかと言ってはならぬ我は被爆者(アメリカ・大竹幾久子)

<選者評>「私に比べたら」と言いたくなるのが人の性。原発への視線に 葛藤は深い。
<筆者感想>「被曝」と「被爆」、二種の漢字が使われています。作者は 「被爆者」。

◆馬場あき子選
 一輪の青き薔薇咲く一通の内定通知子に届きたり(ひたちなか市・猪狩直子)

<選者評>青いバラが咲く内定通知を出 した会社と受け手の喜びが通い合う。
<筆者感想>先日、共産党の吉良よし子さんの演説をYouTubeで聞きました。吉良さんは「若者に仕事を!」と言っていました。
         「老人にも働きがいのあるしごとを!」と言いたい。

◆佐佐木幸綱選
 ママが差す日傘の影にぴょんと入りそのまま影絵見ながら歩く(富山市・松田わこ)

<選者評>松田梨子・わこ姉妹の一年でした。「日傘の影にぴょんと入り」がいい。
<筆者感想>朝日歌壇では小中学生の歌がよく入選しています。松田姉妹 はその中でも常連です。

 通勤 沿線の阪急京都線上牧駅前で行われている「原発ゼロ上牧行動」に参加して来ました。
 高槻市に住まれている環境問題の活動家?が関西電力の八木社長の自宅がある上牧駅頭での抗議行動を始められたのだそうです。

 参加者は呼びかけ人のご夫婦、1970年代から反原発を闘ってこられた物理学者水戸巌さんの喜世子夫人、他に滋賀や京都で反原発の運動をされている人た ち、福井在の方まで10人ほど、おまけに私服の警官が4、5人という小ぢんまりとアットホームな雰囲気の抗議行動でした。

 私は音痴で参加できませんが、童謡「やぎさん郵便」の替え歌で、
 <関電の八木さんにお手紙書いた。関電の八木さん読まずに捨てた。仕方がないので「上牧行動」。大飯原発今すぐ止めて>
や、サマータイムブルースなどを唱和したり、アピールがあったり、私はもっぱら乗降客へのビラ配り、100枚近くが捌けたところで八木社長の自宅辺りを 「お散歩」します。大企業の社長の家には不釣合いなサイズの家で警備もされておらず窓は閉じられていました。少なくとも八木社長は帰ってきていないので しょう。

 抗議行動のあとは私服警官のお見送りをうけて近くのファミレスで校友会。
 抗議行動より交流会の時間の方が長いという面白い会でした。同時に反原発の単一の課題(Single Issue)で運動を進める難しさを小さなグループの人たちでの会話の中にも感じました。

 当日の様子は呼び掛け人がブログに書いておられます。http://takatukigomi.sblo.jp/article/61320995.html
 明日はTwitNoNukes大阪の呼びかける関西電力本店前での抗議行動に参加します。

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