13/01/27 放射能汚染水
先日、大阪・梅田の地下街を歩いていましたら、ちょっとした人だかり
がありました。近づいて見ると「仙台・福島・山形 三市観光キャンペーン」と書かれ観光ポスターの貼られたボードの前に綺麗なお嬢さんが三人何か話してい
ました。
これも復興予算から出ているのかと思いました。電通か博報堂ががっぽり儲けたことでしょう。
19兆円の復興予算の内から数兆円が役所の改修などに使われていたことは昨年末から報道されていました。
NEWSポストセブンにはNHKの福島を舞台にした大河ドラマのキャンペーン費用(3億4000万円)が復興予算から支出されていると報じられます。「『八重の桜』のキャンペーン費用3.4億円 復興予算から拠出」(週刊ポスト2013年2月1日号)
NHKは「NHKは皆様の受信料で運営されています」と言っていますが、東日本大震災の復興予算でも運営されているのですね。
除染に使われたいた金も、被曝覚悟で働く労働者にはいかず、安全な場所で電卓をはじく奴らに多額のピンハネがされていたことも腹立たしいことです。
人の不幸を食い物にするとはこのことでしょう。
さて、福島第一原発の現状は収束とは程遠く、溶け出した炉心がどこにあるかも分からず
只々水を掛けて冷やし続けなければならないのです。
放射能で汚染された水は「浄化」して、また炉心を冷やすために使われるのですが、汚れ切った汚染水は敷地内のタンクに貯められているそうですが、タンク
は増えるばかりなのです。敷地は有限ですから何れ言い出すだろうと思っていたら案の定のニュースがありました。
東電は汚染水を海に捨てると言いだしたのです。「汚染水、処理後に海へ放出 東電『合意得ながら』」(産経ニュース 13/01/24)
東電が「法令で決められた濃度未満にして」海に捨てると言っても、誰
が信用するでしょう。大きな犯罪を犯したものの言うことを間に受ける人間などいません。
益々海は汚され海産物はもう年寄りでも食べることができません。「絆」ばかりを叫ぶが「償」という言葉は知らないらしい。
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