残日録130224

←Back

Haiku

Photo

Mail

Archives

Twitter

13/02/24 関電本店前・抗議行動のことなど

　先週の金曜日は関西電力本店前での原発いらない、大飯原発を止めろとの抗議行動に参加しました。寒さは幾分ましでしたが手の悴む夜でした。

　主催者のTNN（TwitNoNukes）大阪によれば隔週（月２回）の開催になって参加者は増えているとのこと、この日も数百人の参加者でした。 TNN大阪のメンバーの一人はツイッターで「関電前に２万人が集まれば日本が変わる」と呟いていましたが、２万と言わずとも１万人でも反原発に大きな弾みとなるでしょう。そんな日はきっと来る、その日まで参加続けよう。

　シュプレヒコールの途中でパトカーが何か言いながら通り過ぎました。どうやら、シュプレヒコールの音量が大きすぎると言ってきたようです。
　その後は、シュプレヒコールのリーダーもマイクを使わないで肉声でリード、参加者は今まで以上の声量で応えました。この抗議行動が始まった頃は、大型のスピーカーもなく小さなハンドマイクでの呼びかけでした。そんな素朴な抗議の声の方が届くように思える夜でした。

◆売国政府
　安倍首相がアメリカに忠誠を誓いに行ったそうです。

　元外交官で評論家の孫崎享さんがツイッターで、
　「米国外交の手口：安全保障で米国に依存する必要性があることを散々述べて、その後、経済で譲歩させる。これは過去、韓国に顕著。今対日。北朝鮮の核、中国軍事でどうだ米国に依存せざるをえないだろうと言って、TPPで利益を奪い取る。この図式が今度の日米首脳会議」
　と言われていました。

　軍事緊張を煽り、米軍に依存させ、結果は経済的に搾り取るという詐欺師の手法そのものです。

　自民党は先の総選挙の公約でTPP参加に消極的な態度を示していたのに、アメリカに行けば何を言われたのか交渉参加と態度を翻しました。

◆死刑制度
　先日、安倍内閣の谷垣禎一法相は、奈良市女児誘拐殺人事件、土浦連続殺傷事件、名古屋市スナック経営者強殺事件の３人の死刑囚の死刑を執行しました。

　メディアの大勢は死刑制度を見直しなど死刑執行に国民的議論をという論調が多い中、読売新聞と産経新聞は犯罪抑止のために死刑制度は必要と社説で説いていました。

　死刑が凶悪犯罪の抑止効果はないことは明らかなのに何故、この大政翼賛新聞はどうしても死刑制度を維持したいのでしょう。
　警察庁の犯罪白書から１９９２（平成４）年から２０１２（平成２３）年の殺人事件の発生件数（青棒グラフ）と、死刑執行件数を比べてみました。犯罪白書が画像データだったのでうまく比較できませんでした。相関があるとは思えません。

◆多喜二没８０年で思い出す
　１月に井上ひさしさんの戯曲「組曲虐殺」を観ることが観ることが出来ました。
　その中の多喜二の台詞が思い出されます。

　絶望するには、いい人が多すぎる。
　希望を持つには、悪いやつが多すぎる。
　絶望から希望へ橋渡しをする人がいないものだろうか。

←Back