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13/02/26 朝日俳壇、歌壇より
先の総選挙で自民党は「TPP反対。ブレません」と約束したはずで
す。
安倍ポチ首相が、ご主人様アメリカに行って約束してきたことは「TPP参加」です。自民党の国会議員はTPPへの参加を首相に「一任」したそうです。要
するに２ヶ月前の約束を早くも反故にしたのです。
日本の農業、医療、食、労働などすべての分野をアメリカに売り渡しTPPへの参加に反対します。
２５日付けの朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇手短に答へ去りにけり種選（大分市・高柳和弘：稲畑汀子選）
苗代に蒔く籾を選んでいる人に話しかけたが会話は続かなかったとの句意かと思いましたが、選者は「種の良しあしを見分ける方法を手短に答え得る存問の一
句」と評されていて少し違うのかと。
◇木の芽もう個性顕はになつてきし（高松市・白根純子：稲畑汀子選）
木の芽は小さい頃から其々特徴がありますが、暖かくなるごとに個性が強くなってきます。
先日はそんな木の芽に春らしさを求めて天王山を徘徊したのですが。
◇あのひとは余寒を連れて一万歩（秦野市・熊坂淑：金子兜太選）
おしゃれな作品です。
◇恋猫に負けぬ恋してみたきかな（熊本市・寺崎久美子：長谷川櫂選）
同感。私の場合は遅すぎますが。
◇夜は夜の雪となりけり独り酒（東京都・古谷力：長谷川櫂／大串章選）
ほんの少し夜風にも春の兆しがしてきているような。私は相変わらず独り酒。
◇小遣を使い果たして雁帰る（枚方市・高野昌代：大串章選）
うむっ。雁は越冬するために小遣いを持って来ていたのか。
◆朝日歌壇
◇「しつこい」と「粘り強い」はうらおもて好きか嫌いで言い方違う（下野市・石田信二：永田和宏選）
ちょっと趣は違いますが、「酒はよく飲むが仕事はしっかりやる」と言われるか「仕事はしっかりとやるが酒をよく飲む」では意味が変わります。
言葉の使い方に本音が出ることままあることです。
◇来し方のすべてを否定したくなるそんな日がある神にもきっと（仙台市・原田千代子：永田和宏選）
あゝそんな日もあります。自分を消し去りたい時もあります。
◇ああつひに席譲らるる日の来たり決めたとほりにありがたうと言ふ（半田市・石橋美津子：馬場あき子／高野公彦選）
まだ席を譲られることも断ることもありません。でも映画館ではほとんどの場合、証明書なしでシニア料金で入場できます。（笑）
◇老けたなとわれも思われているだろうこの街に古りてニコリだけの挨拶（東京都・片桐芙美子：高野公彦選）
私と街との関係はこの歌ほどとけこめていません。羨ましいような。
◇凍える夜ふとんにもぐった瞬間に夢へと誘う魔法の湯たんぽ名古屋市・中村桃子：高野公彦選）
私も湯たんぽ派です。
原発が稼働していないからと関電が電気料金を値上げするようです。また、値上げ分を節電して関電に対抗しましょう。
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