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14/03/03 朝日俳壇、歌壇より
昨日は高槻市
で原発ゼロのパレードがあり参加して来ました。しかし他のことはなにも捌けずにおります。
致し方なく、３月３日の朝日新聞の俳壇、歌壇から気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇山茱萸（さんしゅゆ）の花に備へし空の青（東京都・瀧澤幸：稲畑汀子選）
◇女の目湛（たた）ふる雪の消えゆけり（熊谷市・内野修：金子兜太選）
◇遅れても嫁にゆきけり雛納（京都市・足立猛：金子兜太選）
◇こんこんと涌く三月の汚染水（高松市・島田章平：長谷川櫂選）
◇地獄へと続く吹雪の家路かな（福島県伊達市・佐藤茂：長谷川櫂選）
◇返り花その時思い出せぬこと（神奈川県寒川町・石原美枝子：大串章選）
◆朝日歌壇
◇なにゆえに旗日に旗を出さぬかとそのうち誰かが言ってくるだろう（鎌倉市・佐々木眞：永田和宏選）
◇「国益」の連呼の時代はあぶないと戦前を知る祖父嘆きおり（西条市・村上敏之：永田和宏／高野公彦選）
◇夜おそく帰る息子のドアの音今日一日をたたきつけたり（南陽市・渋間悦子：永田和
宏選）
◇大寒波予報通りの襲来にストーブ増やし葱を煮作る（安中市・入沢正夫：馬場あき子
選）
◇出生の秘密はあれど子には子の曲には曲の命ぞあらむ（奥州市・菊田顕：佐佐木幸綱選）
◇廃屋の桜の古木に会いに来て根元に施肥する立春の午後（飯田市・草田礼子：高野公彦選）
◇「体がね騒がしいの」と友が言う更年期障害楽しむように（熊本市・徳丸征子：高野公彦選）
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