14/05/2f0 朝日俳壇、歌壇より
安倍首相はついに集団的自衛権の行使にハンドルを切りました。
記者会見で安倍首相が集団的自衛権の行使が必要と説明したことはほとんど個別的自衛権を行使することで解決する問題の用だったらしい。
安倍首相のブレーンで元外務官僚の岡崎久彦さんは長野智子さんのインタビューで、長野さんの集団的自衛権の行使が必要なら何故明文改憲しないのかとの問
いにに答えてこんなふうに話しています。
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きちんとってね、じゃあ、あなたやってみてくださいよ。憲法改正やってみてください。
3分の2の多数を集めるなんて大変ですよそんなこと。憲法改正ができるならもうとっくに変えていますよ。
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「『自衛隊は戦争する軍隊になりますよ』安倍首相のブレーン・岡崎久彦氏に聞く集団的自衛権」
(2014/5/19)
明文改憲ができないから解釈改憲で戦争ができるようにするとはなんと姑息なこと、こんなことがされないように憲法があるという立憲政治のいろはのいの字
も知らないことです。
戦争に反対します。
戦争ができる国に住みたくありません。
戦争を放棄した憲法九条を守ります。
19日付けの朝日
新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇村廃れ人恋しさに亀の鳴く(米子市・中村襄介:大串章選)
廃村に亀の鳴き声が聞こえそうです。
◇夏隣り除染の山の影長し(秋田市・松井憲一:大串章選)
除染などできない、なのに「除染」をして地域に人を戻そうとしている。虚しいこと。
◇藤浪の少し遅れて香りけり(豊中市・堀江信彦:稲畑汀子選)
花を見て、暫く?瞬く間に香りを感じる。目と鼻の違い?
◇大統領花冷のごと去りにけり(三郷市・岡崎正宏:金子兜太選)
あっけない国賓の滞在だった。
リップサービスも相変わらずの言葉の繰り返しだけだったそうだ。
◇強権の突走る憲法記念の日(山梨県市川三郷町:笠井彰:金子兜太選)
独裁者・安倍は自分を神とでも思っているのだろうか?
◇花の下なにを注ぐのも紙コップ(渋川市・山本素竹:長谷川櫂選)
花見では水気のものはみんな紙コップ。なんかおかしい作品です。
◇風船の探してをりぬ風の道(塩尻市・古厩林生:長谷川櫂選)
シャボン玉ではなく風船が風の道を探している。
◆朝日歌壇
◇除染する熊手の上に降る花弁愛(め)でられず散る浪江の桜(南相馬市・池田実:高野公彦選)
被曝地の花も葉も誰にも見られることもなく咲いて散っていくのだろう。
◇白つつじふふふふふうふ溢れ出で見知らぬ町を訪ねたくなる(箱石敏子:高野公彦
選)
ああ、私も旅に出たくなりました。
◇言葉替えどんどん侵食されるのか誇りに思いいし平和憲法(新発田市・和田桃:永田和宏選)
姑息な人たちです。
なんとしても憲法を守り履行させなければなりません。
◇麦飯にとろろをかけてふるさとはあたたかかったかい 弟よ(福島市・美原凍子:永田和宏選)
「ふるさとはあたたかかったかい」と弟を想ふ言葉。
◇全村避難の村の桜はさみしかろしいんと咲いてしいんと散って(福島市・美原凍子:馬場あき子選)
一首目に紹介した歌と同じように誰にも愛でられずに散っていった花を思う。
◇どのくらい除染すれば人は帰るだろう自問を胸に刈る浪江の草花(南相馬市・池田実:佐佐木幸綱選)
虚しい作業、食うためには働かざるを得ない。自問しながらも。
◇徴兵のなき世を憶ひ感謝せよと次男の父は次男の吾に言ふ(西条市・村上敏之:佐佐木幸綱選)
徴兵はなくとも人々を貧しくすれば食うに困って兵士になる人々が出てくる。アメリカのように。
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