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14/07/09 在特会敗訴−京都朝鮮第一初級学校襲撃事件


 7月8日、大阪高裁で在特会が 09年に起こした京都朝鮮第一初級学校襲撃事件について「在日朝鮮人を嫌悪・蔑視する発言は下品かつ低俗で、強い違法性が認められる」とし、約1220万 円の支払いなどを命じた1審判決を支持し在特会の控訴を退けた。「ヘイトスピーチ:大阪高裁『違法』在特会側の控訴棄却」(毎日新聞 14/07/08)

 いつも書いているように彼らが在日コリアンなどを攻撃するためのネタは何でもよいのです。朝鮮学校は当時、隣接する公園の一部を京都市と合意の上使用し ていたものを不法占 拠だと一方的に差別的な言動で攻撃したのです。

 学校内から差別主義者の行動を撮影した映像がこちらで す。

 中村一成著「ル ポ 京都朝鮮学校襲撃事件――〈ヘイトクライム〉に抗して」はまだ読書中ですが、朝鮮学校の成り立ちから事件の発生、そして教員、保護者の対応な どが細かく書かれています。興味のある方は是非お読みください。

 判決がでてから在特会は大阪ヨドバシ前で街宣、その後デモを行いました。私はデモだけにカウンター参加しました。参加者は11人、高田誠会長も大阪に来 ていたようですが見当たらず。なんともしょぼいデモでした。カウンターは6、70人だったでしょうか?
 在特会は最高裁に上告するとか、どこに勝ち目があるのでしょうか?止めを刺されなければ自分のやったことがわからないのでしょうか。
 在特会は悪あがきをせずに、一日も早く行いを詫び賠償金を払いなさい。そして解散しなさい。

 ネットで話題と なっていることをちょっと書いておきます。

◆姑息な防衛省
 防衛省のホームページに「(集団的自衛権は)他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるもの であって、憲法上許されないと考えています」と記載されていたものが7月7日午後になって削除されたそうです。


 なんともまあ、集団的自衛権は違憲だという認識があったのです。それが閣議決定の後、その理由も明らかにせず消すとは時の政権の思いを忖度するもので す。

◆焼身自殺
 6月29日に新宿で、集団的自衛権行使容認に抗議して焼身自殺を図った事件のマス メディアでの扱いは小さく、NHKは安倍総理に気を使ってか一言も報道しませんでした。
 東京新聞が「平和な日本好きだった」と続報を出しています。
 記事によると男性はさいたま市のアパートに一人暮らしの63歳で、一命を取り留めたものの今も事情聴取も出来ない状況だという。
 私も一人暮らしで、誰にも相談する人もなく、こんな政治状況であれば彼のようにしなかっただろうか。

 マスメディアの報道が大きくないのは世界保健機構(WHO)の自殺をセンセーショナルに報じない等をいう手引きによるものだという意見もあるが、CNN やAFP通信、ロイターなど海外メディアは大きく報じているそうです。
 「今の日本の政治にとって最も重要な政治的問題が集団的自衛権。海外メディアはその 点を踏まえ、通り一遍の対応に終始しなかったのだろう」(上智大・田島泰彦教授)










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