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14/09/15 朝日俳壇、歌壇より

 今日は敬老の日で す。
 日に日に秋が深まってくることを実感しています。
 先日の関西電力本店前での抗議行動ではコールに和して虫が鳴いていました。今朝は裏山でツクツクボウシが鳴いていました。
 寒くなる前の今が一番の季節でしょうか?


 さて、9月8日付 け の朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。

◆朝日俳壇

◇冷房の温度の合わぬ夫婦かな(西尾市・青山興子:稲畑汀子選)
 そういう家庭は多いそうですが、我が家は基本的にエアコンを使いませんのでそのようなことはありません。他のことで揉めておりますが。

◇敗戦忌山河も荒るるこの国の(城陽市・山仲勉選)
 敗戦後、我が国は見事に復興したと言われていますが、それは都会のこと、ちょっと郊外に出ると田は荒れ畑は放置されています。そして人々の心根まで。

◇玄関の慰め水や広島忌(東京都・吉村翡翠:長谷川櫂選)
 広島では「慰め水」という風習があるのだろうか?
 被爆した人たちは水を求めて彷徨ったといわれるから、その人たちを慰めるために門口に水を置く風習があるのだろうか?

◇寂として花野の石は石のまま(みよし市・稲垣長:大串章選)
 石は石のままだと。そうだそのとおりです。

◇鰯雲空にも四季のありにけり(大阪市・向井幸子:大串章選)
 この頃の空を眺めていると、秋の雲が広がっています。空にも四季がある。


◆朝日歌壇
自らは侵略者だとは言わぬもの誰もが自衛と言って始める(堺市・根来伸之:永田和宏選)
 宣戦布告もなし正義の戦い、民族の解放、自国の自衛のためなどと子ども騙しの口先で戦争を始めるのです。そしてそれらの政治家や軍人の言うままに国民の 意識を操作するマスコミの働きも忘れてはなりません。

◇戦争の記憶なけれど反戦の本と映画でわたし護憲派(名古屋市・佐野孝子:佐佐木幸 綱選)
 そう、私も思う。戦争を実体験と知らなくても、学べば良いのです。私も護憲派、九条派です。

◇戦争で片足無くした祖父想う九条守れときっと言ってる(鎌倉市・小島陽子:佐佐木幸綱/高野公彦選)
 お爺さまもきっと九条を守れたあなたを見守っていることでしょう。

◇九条と空気は同じ汚されてはじめて気づくいかに大事かと(東京都・無京水彦:高野公彦選)
 でも、九条は壊されると取り返しがつきません。

◇戦中も平和平和と聴かされき政治家が言う平和とは何(伊万里市・村田昭典:高野公彦選)
 政治家のいう平和とは自分たちだけの平和でしょう。
 国家、国民、国益などというのは真っ赤な嘘でしょう。

◇馴らされて馴れてしまって線量も気づけば忘れかけてるふだん(福島市・美原凍子:高野公彦選)
 馴らされているのでしょうね。あんなに酷い原発事故さえ風化しているのです。

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