14/09/25 近況と俳壇/歌壇のことなど
先日、勤め先の健
康診断を受けた結果が悪く健康な生活への指導を受けました。
三度三度、少量でも食事を摂ること、運動をすることなどの勧められました。
早速、スマホの歩数計アプリで毎日の運動量を測っています。勤務の日には2万歩近く歩きますが、他
の日には散歩などをして歩数を稼いでいます。老人には毎日1万5千歩近くを歩くことは中々大変なことです。
食事もメモを取ってみると案外ドカ食いをしていることが分かります。
6ヶ月後に6キロの減量は頑張る必要があります。どうなることやら。
春分の日には、在特会らが「日韓断交」と銘打ったデモや街宣を全国で行いました。
大阪でも60人ほどが参加したデモがありました。
私たち差別に反対する人たちは午前中に反差別のデモを行い、午後は差別デモにカウンターをかけました。
在特会側はワゴン車にスピーカーを積んで大声で「朝鮮人は朝鮮に帰れ」などと喚きたてています。私たちは相変わらず大声で彼らの声を打ち消します。
周りではビラを撒いて歩行者に周知活動も行われています。こんな人種差別がいつまで許されるのでしょうか?
9月22日付けの
朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇無花果や何の罪あり孤独なり(小平市・沼尻文代:金子兜太選)
そういわれれば無花果は孤独である。何の罪を負っているのだろう。
◇魚売女畑の秋茄子荷に加ふ(廿日市市・頼経素風:金子兜太選)
魚売りの女性が商いに来る町、住んでみたい町である。その女が畑で出来た秋の茄子を持ってくると。
◇九月来る国防色をまとひつつ(宇都宮市・伊勢丈太郎:長谷川櫂選)
安倍改造内閣は、その色を益々迷彩柄、国防色を濃くして来た。
◇釣り人と並び波止場に月を待つ(神戸市・内田あさ子:大串章選)
神戸に住んでいたころ同じような経験があります。
月夜は魚が釣れるのでしょうか?
◇すなりと消えぬ残暑でありにけり(枚方市・石橋玲子:稲畑汀子選)
すんなりと消えて欲しい気もするが、少し淋しさも。
◆朝日歌壇
◇帰ったらまた喧嘩ばかりするのでしょうけれど仲良く見た旅の景色(東京都・上田結香:馬場あき子選)
仲良きこと。
◇非正規という受け入れがたき現状を受け入れながら生きているのだ(小平市・萩原慎
一郎:佐佐木幸綱選)
全く同感。
◇防衛はまず原発を無くすこと敵の着弾廃墟の日本(福岡市・南川光司:佐佐木幸綱選)
原発を54基もおきながら隣国を仮想敵国にしているのは漫画としか言いようがない。米軍基地が溢れる沖縄に原発がないことも納得です。
◇人の世のわけのわからない競争に負けてよかった短歌にもどる(和泉市・長尾幹也:高野公彦選)
長尾さんには短歌があるから・・・
私など競争に負けて戻るところも無い非正規労働者。
◇武器を持つことのできない手のかたち猫のパンチの羨ましかり(大和市・澤田睦子:永田和宏選)
武器を防衛装備品と言い替えて武器輸出三原則を踏みにじる政治屋どもですから、猫の手にだって兵器のボタンぐらいは押させることでしょう。
◇毎日が日曜日の君のほほんと吾の内なる荒野を知らず(さいたま市・菱沼真紀子:永田和宏選)
怖い歌です。
のほほんと、自分のことだけを考えて生きていますが、同居人の心の内まで知らないでいます。
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