14/11/18 朝日俳壇、歌壇より
国会が解散される
らしい。
消費税の増税を先送りするので信を問うという理由らしい。
自民党は12年の総選挙で「ウソをつかない。TPP断固反対。ブレない」と言いながらTPP交渉に参加、来年早々にも締結させると国民にウソを吐きまし
た。また、公約になかった秘密保護法や集団的自衛権の行使容認などウソばっかりです。
今度の選挙は自公の安倍内閣に退陣を突きつける選挙だと思います。安倍内閣を倒しましょう。
先週末に奈良・飛鳥にポタリングしてきました。その模様は次回にでも。
我が家の10月分の電気使用量がでました。191kWhでした。対前月比プラス6kWh、対前年同月比プラス14kWhと少々成績の悪い結果となりまし
た。
13年9月15日から日本の原発は一基も稼働していません。私たちは原発の電力を使わないで生活しているのです。原発なくても電気は足りています。原発
再稼働を企むのは経済的な理由以外にはありません。再稼働に反対です。
11月17日付け
の
朝日新聞の俳壇、歌壇から気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇冬耕す先祖の土地はみな被曝(いわき市・馬目空:金子兜太選)
東京電力や国は被曝した先祖伝来の土地を綺麗にしてくれるのでしょうか。
◇暮の街突つ込むやうに歩いてく(横浜市・込宮正一:金子兜太選)
寒くなると背を曲げて両手をポケットに入れて「突っ込むよう」な姿で歩いているのは私も同じです。
◇わが猫も老いては無口秋の暮(東京都・山内健治:長谷川櫂選)
老いて口の盛んなのは人間の女性だけでしょうか。
◇九条は平和の要文化の日(福津市・松崎佐:大串章選)
文化の日(11月3日)は日本国憲法が公布された日、九条は日本の宝、世界の宝だと思います。
◇この色を見に来し京都朝紅葉(東京都・丹羽ひろ子:稲畑汀子選)
遠くから京都の朝の紅葉を見に来られる人、早起きして見に行ける距離なのにだらけている私。
◆朝日歌壇
◇老い深むる人は四たびの冬近き仮設にギシギシ米を洗ひをり(浜松市・松井恵:馬場あき子選)
四度目の冬を仮設で過ごす老人たち、若い元気な人たちは遠くの街に行ったのでしょう。
洗っている米は新米なのだろうか?
◇狩太(かりぶと)の解放記念碑北風にあらがい立ちてすぐ雪がくる(小平市・桂木
遥:馬場あき子選)
「解放」記念碑のことを何も知らずに調べてみると、現北海道ニセコ町にある農地解放の碑があるそうです。
父から相続した農場を持つ不在地主だった作家の有島武郎は、1922(大正11)年7
月、困窮した小作人の訴えに応じて小作人に土地共有を前提とした解放することにしました。
小作人らの求めに応じて記念碑を建てることになり、その碑文には「空気や水、土地のようなものは人類全体で共有して個人
の利益のために私有されるべきでないことなどが記され、小作人が土地を共有して責任を持ち、『相互扶助』の精神で営農するよう」などと書かれることになっ
ていましたが時の権力が許さずただ「農場開放記念碑」と刻まれていると。(「農場解放記念碑文」北海道新聞)
そんな意思で建てられた碑は北風に抗っているのでしょう。
◇産卵に戻れる鮭の弱りしを眼光鋭き尾白鷲待つ(恵庭市・五十嵐容子:佐佐木幸綱選)
食物連鎖の強さ、弱さでしょうか?
◇廃炉とう遠き地平や石蕗(つわぶき)は黄の花明かりひそととぼせり(福島市・美原凍子:高野公彦選)
日陰に咲く石蕗の黄は花明かりというに相応しい。
◇ホームレスに毛布をかけて過ぎゆけるスケートボードに乗った若者(アメリカ・小森容子:高野公彦選)
ホームレスを苛めて殺す若者、毛布を掛ける若者、在日外国人に対してヘイトスピーチをする若者、それに抗う若者、色々な若者がいるが未来を信じる。
◇不採用と直感したる面接よ御社の便器の白さ眩しき(さいたま市・伊藤麦緒:永田和宏選)
こんなに気のつく人を不採用にしては大きな損失ですよ。若い方でしょうか、ムギオとお読みするのでしょうか良いお名前です。
|