14/11/26 朝日俳壇、歌壇より
先週の金曜日は関
西電力本店前でも反原発の抗議行動、そして昨日は阪急・上牧駅前での原発ゼロ上牧行動でした。
どちらも参加人数は少なめでしたが、しつこく通っておられる人もいて心強いことです。総選挙を控えて原発をなくすための正しい選択をしたいし、して欲し
いと思います。
私は原発をなくすための政治勢力として共産党に伸びて欲しいと思います。
11月24日付けの朝日新聞の俳壇、歌壇より気になった句や歌を紹介します。
◆朝日俳壇
◇秋昼寝人類に尾のなかりけり(横浜市・坂守:長谷川櫂選)
そうか、人類には尾がないのか?
秋昼寝は羨ましいことですが、風邪などひかれませんように。
◇稲妻に一瞬顔を見られたり(稲沢市・杉山一三:大串章選)
稲妻の閃光に浮かぶ顔、稲妻に見られたようとはなるほどと思う表現です。
◇秋深き茶の間に人類二人かな(岐阜市・阿部恭久:金子兜太選)
人類の2作品目。のんびりと余生を過ごされているご夫婦の姿が浮かぶようです。
◇無戦派の秋ぞ一億二千万(行田市・斎藤武:金子兜太選)
選者の金子兜太さんは「日本人全員が戦争反対なり、と伝える五七調最短定型の効果」と評されています。
24日付けの朝日新聞には総選挙を前にした世論調査が載っていました。それによると総選挙の投票先に自民党を選ぶ人が37%もいるそうです。
じわりじわりと戦争をする国になっていく。
◆朝日歌壇
◇福島へはもう戻れない富士山の見ゆるこの街にいつか慣れたり(国立市・半杭螢子:佐佐木幸綱選)
福島から避難されている半杭さん、「もう戻れない」とは悲しい慣れ。
◇被曝したヤマトシジミとカタバミが病むとふリポート読めばかなしき(浜松市・松井恵:佐佐木幸綱/馬場あき子選)
多かれ少なかれ日本に生きる生物は福島の原発事故で拡散された放射能に汚染されている。私たちは汚染食品を食べている。
◇英霊に誠捧ぐと言ふ人よいかなる誠捧げたりしか(熊谷市・内野修:高野公彦選)
「哀悼の誠を捧ぐ」などと原爆慰霊で首相が述べるが、彼らの誠を私は信じない。
◇あなたより私の方が強いからこれでよかった私が遣って(京田辺市・藤田佳予子:永田和宏選)
夫に変わって何を使われたのでしょう?
◇褐色に乾き終へたる朴(ほお)の葉が空をはがせる如くに落ぬ(福山市・廣本貢一:永田和宏選)
朴の葉が落ちる様を空を剥がすように落ちるとは私にはできない表現です。
◇鹿親子セシウム茸食つてゐる空砲打つて危険知らせる(前橋市・船戸菅男:馬場あき子選)
人間ならどこの産か吟味もできるが野生動物は知らずに食ってしまう。食わせないように知らせてやるとは悲しい国だ。
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