05/09/03
よたび讃岐うどん
今年4度目の讃岐うどん一人ツアーをしてきました。有効期限が9月10日までの青春18切符を使っての輪行でのサイクリング で す。 未だ暗い最寄駅を5時過ぎに出発します。 今回は土器川上流で徳島県との県境に近い、琴南(ことなみ)町の谷川米穀店というお店のうどんを食べることが目的です。 ◆木田酒店 10時前に坂出着。早速準備をして、讃岐平野から土器川上流を目指します。 朝ご飯が、コンビニのお握りだったのでお腹がすいています。一軒目の目標である満濃町吉野までは一時間くらい掛かります。 予讃線のガード下の道を西に走りr19を南に左折したところに[うどん]の看板を見つけ近寄ってみると酒屋さんです。 覗いてみると、関西でよく見るお好み屋さん風のお店です。奥にカウンターがあって手前は客席の店つくり。 冷しうどんの小を注文します。うどんも大阪風?でしょうか、水を張ったガラスの器にうどん、つけ汁で食べます。 おでんやいなりなどのサイドメニューもあります。 ◆山の谷うどん r19はR11との交差点から南はR438になります。R438を道なりに徳島県近くまで走れば目指す谷川米穀店です。 右手に讃岐富士と呼ばれる飯野山が見えます。あの山の向こう側には美味しい「なかむら」のうどん屋さんがある。今日はますっぐ南に進む。 高松自動車道を越してすぐの交差点にうどん屋さん(山の谷うどん)を見つけ入店します。 席数も多く立派な店です。店員さんは開店早々なのか、おにぎりを作ったり掃除をしたり開店準備?作業中です。 醤油うどんを注文します。 どんぶりにうどん玉が、下ろし金と大根、薬味がどーんと出てきました。 大根卸しをかけ、葱、下ろし生姜、すりゴマを乗せ、スダチと醤油を掛けていただきます。 美味しいうどんでした。 ◆小縣家 緩やかな上り下りを繰り返しながら土器川にでてきました。土器大橋を渡った満濃町吉野の交差点にはうどん屋さんが3軒かたまってあります。 その内の一軒・小縣家に入ります。立派な店構えです。 小縣家は「醤油うどん」の発祥のお 店です。商標登録済とか。 アルバイトらしき若い女性の店員さんが注文を聞いてくれます。もちろん醤油・小を注文します。 大きな下ろし金に大根1本、スダチ半個、葱と下ろし生姜を掛けていただきます。 流石は発祥店です、美味しいです。 駐車場には大型のバイクがたくさん駐車しています。 その中の一人が、店から出てきた私の脚を見て「さすが〜、よく走っていますね」と声を掛けてくれます。少々照れくさいですが「ありがとうございますっ」 と返します。 ◆こんぴらBIKER'S MEETING R438の傾斜はドンドンきつくなってきます。田んぼでは、稲刈りが進んでいます。 土器川の対岸の河川敷きに大きなイベントの会場が設営されています。 徳島側からもバイクが下ってきます。帰宅後調べてみましたら「こんぴらBIKER'S MEETING」というイベントがあったようで、土 器川周辺バイク集中日だったようです。 ◆谷川米穀店 坂出から30Km、標高300m余り、徳島県境まで5Kmばかりの「谷川米穀店」に12時30分辿り付きました。人が並んでいるので分かりましたが、人 がいないととてもうどん屋さんに見えません。 営業時間も11時から13時までの2時間という、簡単には食べられないお店です。 20人ばかりが暑い日差しの中立ったままで並んでいます。進み具合が少々遅い行列です。 その遅い行列の意味が店に入って分かりました。この店では麺の茹で置きがありません。客を見て10玉分くらいの麺を釜に入れて茹でています。 全部上げきってから次の麺を入れていました。美味しさの秘密は丁寧な仕事だったのですね。 30分待って入店できました。おばちゃんは「ひやorあつ? 大or小?」と聞いてくれます。メニューには[大:210円、小:105円、卵:30円] とだけあります。極シンプルなメニューです。 冷・大を注文すると、麺だけが入ったどんぶりをくれます。狭い席についてテーブルの上の唐辛子の佃煮と葱を入れて醤油を掛けて食べます。美味い。 食べたどんぶりをそのまま渡して替え玉ならぬお変わりを注文する人が多いです。 勘定はどんぶりを返す時に自己申告で支払います。 おでんなどのサイドメニューもない「米穀店」という名の正当「うどん店」です。 ◆高松へ 目的の谷川米穀店で美味しいうどんを食べられましたので、この後のルートを、苦労して上ってきた土器川沿いを快適に下ろうか、山越をして高松に出ようか と思案します。 谷川米穀店にもバイカーがたくさんいまし、バイクのエンジン音が余り好きでないので、土器川沿いを避けて山を越えて高松に出ることにします。 R438を少し下った駐在所の手前 を右折してr39で山越えをします。 いきなり急な勾配が続きます。道路標識にも[連続急傾斜1.3Km]とあります。 九十九折を上りきると琴南町と綾上 町の町界の峠にでます。 後は一気の下りで高松市内までか思っていましたが、中々そうはいきません。この辺りは丘陵地帯のようで上り下りを繰り返しています。R377にでて高松 空港近くを走ります。 朝4時起床のためだろうか、疲れが出てきました。R193に出たところのコンビニでアイスキャンデーを食べて身体を冷します。 ◆馬渕製麺所 少し休んで”少し”元気が出てきました。 高松市街でもう一杯食べる元気が出てきました。 琴電琴平線大田駅近くの馬渕製麺所を探して入店します。 遅い時間だったからでしょうか、麺はうどん屋さんで見かける木製の箱に一玉づつ入れられています。 お店の女性は「何玉? 温める?」と聞いてくれます。 冷1玉を注文します。どんぶりに麺をそのまま入れて渡されます。勘定はその場で済ませます。 その後、葱、生姜に出汁(冷または温)を掛けていただきます。 ◆帰路 高松駅に行き、17時過ぎの電車で帰宅します。 当然、缶ビールで一人乾杯です。 <食べたうどん>
2)お店のリンク先は、四国新聞社の「讃岐うどん遍路」のお店紹介にリンクしています。 4度の経験では、この「讃岐うどん遍路」にでているお店(約500店)はブレが無いように思います。 是非、ご参考にしてください。 今回も安いお店が美味しいとの印象がありました。 本日の走行距離:72Km 最高標高:342m (05/09/04)
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