06/06/18 讃岐うどん

 サイクリング仲間のTさんに誘われて、讃岐にうどんを食べに行ってきました。
 目標は走行100Km&10杯のうどんです。

◆ジャンボフェリー
 神戸・三宮新港第三突堤と高松東港を3時間40分で結ぶジャンボフェリーは関西から高松行きには便利な移動手段です。
 私の四国への足は、明石海峡大橋・大鳴門橋ルートは梅田または三宮から徳島へのバス、青春18切符の期間は坂出、高松へ岡山からマリンライナーの利用、 青春18切符の期間外はジャンボフェリーの利用と格安の料金で移動しています。
 因みにジャンボフェリーの自転車持込の往復料金は3,790円です。

 Tさんとは、出航時刻(0時30分)の1時間前に
フェリー乗り場で待ち合わせとしたのですが互いに早めの集合です。
 乗船客が少なそうで、待合室も閑散としています。
 四方山話をしながら、焼酎の緑茶割りで時間をすごします。

 乗船後は4人掛けの椅子席に陣取って酒盛りを続けます。
 空が白々と明ける頃に高松到着です。

◆1杯目
 4時過ぎに下船し、多度津方面に西に向かいます。
 まずは5時半開店の中西うどん
を目指します。
 途中、深夜営業の黒田屋田町店で1杯目の「生醤油小」とおでん(スジと小芋)を食べる。

◆2杯目
 道に迷いながらも5時20分頃に
中西うどんに到着します。
 駐車場には既に開店待ちの車が2台ほど停まっています。その後も2台、3台と車が増えてきます。
 30分丁度に暖簾が出ました。
 社員食堂のような大きなお店です。
 1玉用、2玉用、3玉用と決められた丼を持って麺を入れてもらい勘定を済ませます。麺を貰ったあとは葱や出汁を自分で入れて席に座っていただきます。
 「冷やかけ小」180円をいただきます。

◆3杯目
 二人とも2杯のうどんでお腹が一杯です。
 10杯などとても無理といいながら丸亀で6時30分開店の味見亭を目指します。
 丸亀市街を抜けて走るうちに「お腹に少しゆとりができたなあ」などと軽口を交わしながら味見亭に到着です。

 客は既に親子連れが座っています。

 前回訪問時は若い男性二人でしたが今日は一人でした。この店は注文が入ると「少し時間がかかります」と言って、注文ごとに麺を湯がいています。

 後から来た客はスジうどんなどをオーダーしていますが、多食をしたい私たちはサイドメニューのてんぷら類に も手を出さず に「かけ小」150円をいただきます。
 イリコとカツオのきいた出汁は格別です。美味しいうどんをいただきました。Tさんの評価では今回最高のうどんでした。

◆4、5杯目
 4杯目は宮武ファミリーの元締め?宮武うどん店です。
 今回のツーリングはTさんにすべて任せていて私は後からついていくだけのお気楽ツーリングです。
 余り迷うこともなく8時40分頃に到着します。この店は9時開店です。店前の道路わきで待つことにします。
 が、中から既に食後の雰囲気の人が出てきます。

 そろりと近づくと営業中です。
 「冷や冷やかけ小」230円をいただきます。美味しいことです。
 正規の開店前だけにすいています。取材のカメラマンが作業風景やうどんを撮っています。
 てんぷらにビールという手もありましたが、追加のうどん(冷や冷やかけ小)を注文して食べかけると、近所のおばさん風が「バスが着たから早よ食べな」と いいながら入ってきます。
 おばさんがうどんを食べ始める頃に3、40人のバスの団体客がご来店です。

 てんぷらを陳列しながら気さくに話しかけていたご主人は、大きな駐車場を作って団体客を受け入れるとは中々の商売人です。
 素朴は雰囲気の店で団体客が入れそうな店はここだけのような気がします。

◆6杯目
 お腹がうどんに慣れてきたようです。
 食べる。走る。のリズムが出てきてお店に着く前にお腹がすいてきます。
 土器川の土手下にあり、昔は客が畑の葱を取ってきて自分で刻んで食べたというなかむらうどんに向かいます。
 お店につくころには雨がぱらついてきます。

 店(小屋?)の外まで客が並んでいます。
 「冷や小」150円を注文し、葱(今は切っておいてあります)と出汁を入れて隣の小屋に移動していただきます。
 ここでは普通の大釜でおばちゃんが一人ついて湯がいています。
 今日の麺は少し湯がきすぎのようです。タイマーもありません。勘で時間を見ているのでしょうか?

◆7杯目
 r33の宇多津駅前からおか泉の前を今日2度目の通過です。
 坂出駅前を過ぎて迷うこと間違い無しの彦江製麺所に到着です。パズルを解くようなロケーションにある店です

 大小をいって麺を入れてもらい麺を温めるひとは自分で温め熱い出汁をかけていただきます。冷やでよい人はそのまま冷たい出汁をかけていただきます。
 今回は熱い「かけ小」130円と掻き揚げ110円をいただきます。店内が満員で自宅の玄関先の床机に腰をかけていただきました。
 いつもよりうどんのエッジは立っていませんでしたが相変わらず腰太の美味しいうどんです。

 このお店は近所の人がポリ袋に麺やてんぷらを買って帰るの印象的です。地元のうどん屋さんなのですね。

◆8杯目
 続いて、がもううどん山下うどん店が集まる坂出の加茂地区に向かいます。
 2店で2杯を連続は無理と食するのは山下と決めた上で、彦江製麺所以上に迷うこと間違い無しのがもうに向かいます。相変わらず迷ってしまいます。
 50台ほどの駐車場には車が一杯、店先にも2、30人が並んでいます。がもうの繁盛を確認して綾川土手の山下に向かいます。
 この店は近くに来ても店の庭先に来ても迷うような大きな農家のようです。

 家族連れが美味しそうにうどんをすすっています。
 大釜は薪で炊かれています。赤い炎が食欲をそそります。この店も近所の方がお持ち帰りで麺を買っています。
 「かけ小」120円をいただきます。美味しいことです。

◆9杯目
 相変わらず雨がぱらついています。
 次は香東川土手下の瑠美子おばあちゃんの池上です。何故かうどん屋は土手下に多いです。
 香東川の土手を走っていると雨がどんどん激しくなってきます。
 池上に着いた頃には本格的な雨になってきました。

 12時10分頃に到着しますが、12時30分に一旦閉店のはずなのに20人以上の客が並んでいます。
 この店は5玉程度づつ湯がいていますので結構時間がかかります。
 土砂降りの雨の中、列について順番を待ちます。
 近所の会社で働いているような制服を着た人たちが美味しそうにうどんを食べています。どうも定番はうどん+卵+コロッケのようです。
 
 やっとのこと13時頃に順番が巡ってきました。
 迷わず、小70円、卵30円、コロッケ100円、合計200円をいただきます。
 美味い、美味い。

◆10杯目ならず
 本格的な雨の中を10杯目を諦めてフェリー乗り場に向かいます。
 14時過ぎに到着しビールで乾杯、身体を拭い取りあえずの着替えをします。
 島内の走行距離は100Km強でした。

  乗船後はカーペットの部屋に横になり少し眠り、18時頃に目を覚ますと明石海峡大橋が雨に煙っていました。
 神戸港下船時は雨も上がっていたので、自走で帰ることにしました。

 R2を走るのですが路上の不法駐車は以前と変わりありません。
 土曜日のごはん時、ラーメン屋、焼き鳥屋の前は当たり前のように不法駐車されています。
 兵庫県警葺合署、灘署、東灘署、芦屋署、西宮署、尼崎南署、大阪府警西淀川署、福島署、天満署の怠慢ではないでしょうか?
 飲食店は警察等の不法駐車取り締まりの方法を熟知しているのでしょう。

 西淀川区でTさんと別れ、梅田のバーに立ち寄り一杯飲むと睡魔が襲ってきて自宅までの自走は諦め大阪駅から輪行で帰宅しました。

 今回の走行距離:133Kmでした。


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