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02/08/08 T さんへのメール

 私が東京に転勤になった後、元の職場で も数ヶ月の間に退職者が相次ぎ、私と一緒に仕事をしてきたのはTさん一人となってしましまし た。
 そんな時にTさんに出したメールです。

 おはようござ います。

 とうとう、昔の職場で私と一緒に仕事をしたのは、あなた一人になってしまいましたね。
 あなた達の力を借りながら、会社はこうあるべきだ、そのためには営業現場はこのようなオペレーションをすべきだとの思いで仕事を進めてきましたが、ある 種 の人たちには、鬱陶しい存在であったのでしょうね。
 この頃の、ミスの連続を見ていますと不遜かもしれませんが、私が居ればこんなことにはならなかったのにとの思いが湧いてきます。

 先日の執行役員会議で、何度か揺さぶりに使われた「親会社の持ち株放出」が現実的なものになりつつあることが報告されました。
 9月中旬までには、新たな株主が決まるようです。現執行部は、かなりの不安を抱えているようです。
 社長などは、自分の株を放出してトンズラすることもあるようなことも言っていました。

 株式を公開したと言うことの現実感が出てきました。
 新しい株主の態度いかんによっては、今の営業状況はすべて明らかにされ、社会の目に晒されることも想定されます。

 私にとっては、筆頭株主の交代や監 査法人の変更は、歓迎すべき事柄です。
 新たな困難が襲い掛かってくるかもしれませんが、私達があの職場で目指したことは決して間違っていませんし、より重要になってくると思います。
 あなたの職場も、管理本部に組み込まれるようですし、今しばらくは余震が続くことと思いますが、お互いに夫々の職場で今許されていること、やらねばなら ぬ ことをキチンとやって行きましょう。

 また、一杯飲みましょう。
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