05/02/27 山背(やましろ)古道

 今回 もまた京都府南部を走ってきました。
 インターネットで、JR奈良線沿いの山際の道を「山背(やまし ろ)古道」として整備されていることを知り走ってきました。

◆水度神社
 テレビの天気予報では冬型の気圧配置も徐々に緩み気温は上がるとのアナウンスと、日の光に誘われて、9時に自宅を出発。
 木津川右岸を走りR1からr15を近鉄大久保駅前から、r70で城陽に。
 城陽駅南を東に走ると水度(みと)神社、境内を掃除していたおばさんに教えてもらい、正面の鳥居をくぐらず脇道から本殿に、本殿裏のハイキングコース (鴻巣山遊歩道)を展望台まで走 ります。道は根っこの出た山道で押しながら進みます。

◆担ぎ
 展望台につくと数人の先客、この界隈は地元の人の散策コースのようです。展望台から城陽市の運動公園までは、急な階段の上り下りで自転車を担ぐしかあり ません。
 下りたところは、綺麗な芝生の綺麗な広場、近くにはサイクリングターミナル(アイリスイン城陽)もあります。

◆青谷梅林
 インターネットでは山背古道の紹介がきちんとしてあったのですが、道には案内板らしきものは見あたらず、いつの間にか青谷梅林に出てしまいました。
 道沿いの「梅林」と書いた売店風の店に「入園料:100円」とある。100円払って入園?するが、これが青谷梅林?と思うほど。

 他にも良い場所があるのかと、「梅まつり」の幟に誘導されてどんどんと山の中にはいると人も増えそれらしい雰囲気となってきました。

 6分咲きの梅林の中の「梅まつり」の会場で、少しぬるめのうどんをすすり、蟹満寺に向かう。

 「梅まつり」は3月13日(日)までのようです。城陽市観光協会のWeb サイトでご確認ください。

◆蟹満寺
 蟹満寺は農家の中にぽつんとある。塀も扉も山門もないオープンなお寺です。
 このお寺は今昔物語の「蟹の恩返し」伝説での命名だそうです。大きな蟹が蛇を挟んでいる絵が扁額になっています。
 蟹の恩返しは今昔物語の蟹 満寺縁起をご覧ください。

◆神童寺(じんどうじ)
 峠を越えて加茂町の海住山寺(かいじゅうせんじ)に行こうと、山城町・鳴子川沿いに神童寺集落に向かう。
 R24からそんなに入っていないのに、良い雰囲気の古い民家が並ぶ、軒先には薪が積まれているお家もある。

 鄙には・・と言うのでしょうか、風情のあるお寺(神童寺)が集落の中心にあります。急な斜面に本堂、庫裏、鐘突堂が建っています。ツツジの時期には綺麗 なのでしょう、斜面にツツジがたくさん植えられています。

◆桜峠(160m)
 神童寺の集落はずれの神社を過ぎると20%を越える急な坂が出現、距離は短かったですが、えっちらおっちら押して峠に到着。案内板などは無し。
 茶畑と竹林の中の激坂を下る。一部工事中あり。(自転車は何とか通れるがバイクは無理です。3月末まで)

◆海住山寺(かいじゅうせんじ)
 木津川沿いのR163(途中から旧道)を東に走り、恭仁神社、恭仁小学校(木造で風情あり)を過ぎて、海住山寺への参道にとりつく。
 集落を過ぎるところから15〜20%の上り、その後は20%を越す舗装道です。当然、すべて押しながらの上りです。

◆転倒
 お参りを済ませ、下る途中でブレーキングを誤り転倒、左目上を強打、弱いボクサーのような顔になってしまいました。
 ヘルメットを被っていたおかげで、他には数ヶ所の打撲で済みました。

◆北風
 R163を木津町の泉大橋まで戻り、少しはれてきたおでこのタンコブを気にしながら木津川自転車道を帰路に就きます。

 15時を過ぎると極端に冷えてきて、北風(向かい風)とあわせて手先、足のつま先、足の甲まで冷え切ってしまいます。
 タンコブの痛さなど忘れてしまうほどです。

 17時帰宅。即入浴。アルコールを一杯です。



水度(みと)神社

鴻巣山遊歩道
青 谷梅林の梅

蟹満寺


神童寺(じんどうじ)


桜峠

海住山寺・五重塔(国宝)


inserted by FC2 system