長距離走がしたくて、久しぶりに琵琶湖一周のサイクリング
をしてきました。
長い距離をゆっくりとはしるLSD(Long Slow Distance)を楽しみたいのですが、中々「ゆっくり」ができません。
サイクリングのコース設定は、一般的には「島は時計回り、湖は反時計回り」と言われています。
自転車は、左側通行ですので水辺に近い風景のよい方を走るということのようです。
何度も走っている琵琶湖ですが、いつも法則?とおりに「反時計回り」で走っていますので、今回は逆に時計回りで走ることにしました。
本日も出遅れて、8時30分JR大津駅を出発します。
大津駅からまっすぐに琵琶湖岸に出て、浜大津からR161を北上します。
日差しは既に相当高く、厳しい暑さです。
R161に並走する湖西道路が8月1日から無料化されたことからかR161の交通量は減っているように思いました。
いつものことですが、朝一番は快調です
堅田の琵琶湖大橋への道路(R477)辺りで、3人のサイクリストを抜きましたら、その中の一人(Bianchiのマウンテンバイクに乗った男性)が、
追いついてきて「琵琶湖一周ですか?」と声を掛けて来ました。
暫く一緒走り(引っ張ってもらったり)ながら、蓬莱駅手前で別れました。
結構な脚の人でした。
蓬莱駅付近まで約28Kmを1時間で走っています。私には異常に早いスピードです。
湖西道路が切れる志賀辺りからは、湖西道路から下りてきた車で一時的に渋滞しています。
車は、殆どが京都、大阪ナンバーで水上バイクやモータボートを牽引しています。
湖畔では、大きなテントやテーブルにツーバーナーのコンロ等の重装備でバーベキューをしています。最近のアウトドアというのは車なしでは考
えられないようですね。
サイクリングのグループで、食材や炭を荷台に括りつけて川原でバーベキューをする私たちの遊びとは大違いです。
白鬚神社で初めての休憩、子供のサイクリングのグループが大勢休んでいます。
ネットで調べると長浜の小学生のグループでした。
「自転車で琵琶湖ぐるり 小中学生ら3日間かけ」(中日新聞)
8月6日〜8日の3日間で琵琶湖を一周するというイベントのようでした。
白鬚神社から少しいくと琵琶湖岸を忠実に辿る「湖周道路」と分岐しますが、今回はR161を走ることにします。
この辺りのR161は「高島バイパス」と呼ばれているようで、一車線ですが高架になっていて、信号もなく距離を稼ぐにはよい道路です。
将来は片側2車線の立派な道路になるのでしょうか?作りかけの橋脚や空き地が目立ちます。
饗庭の交差点から湖岸に出て、古い今津の街並を走ります。
商店の前に「鮎一夜干し」の看板があるが、食欲もなく素通りしてしまう。
きつい日差しで頭がぼんやりとしてくる。
大津のコンビニで買った900mlのペットボトルに水を詰めて、頭からかぶるといくらかはましになる。
湖岸の松林を暫く走ると、頭も身体も少しは冷えてくる。
海津大崎近くのトンネルで、救急車が対向してくる。小さなトンネル内ではピーポー音が耳をつんざく。
暫く走ると消防車と消防隊員、どうも水難事故があったようです。大事に至らないと良いのですが。
この辺りは、琵琶湖周遊唯一の木陰の中の道で快適に走れます。
奥琵琶湖パークウェイを経由しようかと考えるが、少しバテ気味の身体には山越えは無理と岩熊トンネルを利用することにします。
岩熊トンネルへの上りはなんとなく登りきってしまいました。
このトンネルは上下線が別のトンネルで、どちらのトンネルにも幅の広い歩道があり安全に通ることができます。
トンネルを抜けると一気に下りR8・塩津のT字路です。
暫くはR8を走ります。まずは藤崎トンネルです。このトンネルは左側だけに歩道があります。
トンネルを抜けると飯浦(はんのうら)のドライブインに13時に到着です。
お昼ご飯に、きつねうどん定食(500円)を食べるが、ご飯は食べられません。お汁はからくて飲めず、うどんをすするだけの昼食でした。
今度は賎ヶ岳トンネルです。
トンネル手前に[歩行者 トンネル内左側通行できません]との案内板があります。
どうすればよいのでしょうね。
そこそこの交通量の国道を、信号も横断歩道もないところを反対側に渡れということでしょうか?
私は、右側に渡り狭い歩道を何とか走り抜けましたが。
トンネルを抜けたところの沼にハスが咲いていました。
暑さの中、ホッとする一時です。
R8・大音の交差点を右折して、余呉川沿いの道を琵琶湖畔に出ます。
道の駅・水鳥ステーションで水分補給、食欲なし。
湖岸の日を遮るもののない道をひたすら走ります。
長浜に14時30分到着、100Kmに6時間もかかりました。朝一番のペースから大幅にダウンです。
長浜の街を素通りし、道の駅・近江母の郷で水分補給。食欲はありません。
ドンドンとペースは落ちてきます。
大中湖干拓地では、名産のスイカの販売所があちこちにある。冷えた一切れを食べたいが、1個売りしかなく食べられません。
16時を過ぎた頃から、風が出てきて幾分頭はすっきりしてきます。
近江八幡から琵琶湖大橋までは、日差しを正面に受けて西に向かいます。
琵琶湖大橋を堅田に渡り、ショートカットをしようと考えるが、未だ日も高く南湖を巡ることにする。
道は、湖岸にサイクリングロードが整備されているが、私は陸側の車道を走ります。
南湖の道は、ジグザグとしながらも南へと向かっています。
18時30分草津市の北山田町付近で琵琶湖越しに太陽がゆっくりと比叡山に沈んでいきます。
湖畔のベンチに腰掛けて綺麗な夕陽を眺めながら、疲れた足を休ませます。
瀬田の唐橋を渡り大津に戻ろうと思っていたが、足の疲れが相当効いています。
近江大橋を渡り、5Kmほどショートカットします。
19時30分、大津駅着。11時間のサイクリングでした。
何はともあれ、Kioskで缶ビールを調達し一人で乾杯。冷えたビールが胃の中を抜けていきます。
◆暑さ対策
何もせずに走りました。少し無謀でしょうか。
日焼け止めなどは塗っていません。
サイクルパンツとサイクルジャージにヘルメット(帽子被らず)の服装です。
ペットボトルに道の駅等で詰めた水を、頭から被ったり、太ももに掛けて冷やしていました。
並木のある木陰の道を走ると身体が、気持ちよく冷えてきました。
◆本日の飲食(固形物が少なく水分ばかりを摂っていました)
◇スポーツドリンク500ml×9本
◇スポーツドリンク900ml×1本
◇缶コーヒー×1缶
◇ミネラルウォータ500ml×2本
◇アイスクリーム×2個
◇きつねうどん定食×1食
◇缶ビール350ml×1缶
◆本日の走行距離:181Km
◆最高標高:148m(岩熊トンネル付近)
(05/08/09記)
◆スナップ写真をアップしました。こちらをご覧ください。
(05/08/10記)
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