いつものことながら、週末にはあそこに、ここにとサイクリ
ングの計画を立てているのですが、休日になると引きこもり状態になって中々出かけることができずにおりました。
今日も引きこもりの一日になるのかと思っておりましたが、何とかお昼には出かけることができました。
こんな時刻からは当然遠出はできませんので、近場のポタリングとなってしまいました。
◆渋滞
12時過ぎに、紅葉が見頃の嵐山に向かいます。
隘路になっている西国街道の大山崎町のJRの高架下あたりも車も少なく順調に走れます。
緩やかなアップダウンを繰り返す物集女(もずめ)街道もR9千代原口交差点手前まではすいすいと走れたのですが、交差点手前から渋滞しています。
千代原口交差点を直進(北上)して嵐山方面に向かう車で渋滞しているようです。
渋滞を避けて直進せずにR9を桂川土手に向かいます。土手上の道は車もなく快適です。
松尾神社辺りからサイクリングロードに入ると、歩行者、自転車のグループや家族連れが道一杯にいて中々すすめません。
◆天龍寺
渡月橋上は歩行者天国のようです。溢れる人混みを市バスの後ろについてのろのろと進みます。
天龍寺参道にも人は溢れて中々境内に進めません。
自転車は参道の奥に置くことができました。(無料)
庭園に入るチケット(500円)を買うにも並ばねばなりません。
真っ赤に染まった庭園内を周遊します。大きなお寺ですから手入れも行き届いており、中には精進料理のお店があったりします。
入場料に100円追加すると、大方丈や書院にも上がって紅葉を見ることができるようです。
天龍寺近くの宝厳院にまわってみますが、こちらもチケットを買うのに50人ばかりが並んでいます。
茅葺の本堂?が見えて、入ってみたい処ですがパスして、寶筺院に向かいます。
◆宝筺院(ほうきょういん)
私の使っているMapfan.netに
は「菩提寺」と記述されていますが、釈迦堂(清涼寺)の西側にある小さなお寺が宝筺院で
す。
チケット売り場には[撮影目的の方、入場お断り]、[中型、大型カメラ、三脚持参の方、入場お断り]の張り紙があります。
スナップくらいしか趣味のない私には、我が物顔の俄かカメラマンは鬱陶しいばかりなので嬉しい張り紙でした。
入場料(400円)を払うと、小さなくぐり戸のような門を通って庭園に入ります。
表の看板に[紅葉 京都一]と書かれるだけのことはあります。
庭が真っ赤に染まっています。
周遊する道は、雑木や竹やぶの中を巡るようになっています。
楓の木の下には、楓に紅葉に負けないくらいの灯台躑躅(どうだんつつじ)が紅葉しています。
人は多いですが、天龍寺とは比べられないくらい静かな雰囲気でした。
◆落柿舎
嵐山に来ると寄ってみたいのが落柿舎と去来の墓です。
住宅街の軒先をかすめるようにして落柿舎にでました。
落柿舎の前の道は大変な人だかりです。このような人混みでは入場してもしょうがないと近寄ってみると、人混みは生垣の外から眺めるだけの人たちのようで
す。
側溝に自転車を預け、人混みを掻き分けて入ります。庭内はいつもの休日よりは多い15、6人の人がいます。
表や周りには大勢の人が溢れていますが、この小さな空間は落ち着いて良いものです。
獅子脅しに柄杓で水を入れてわざわざ音を出させている無粋な人もおりましたが。
正岡子規の
”凡そ天下に去来ほどの小さき墓に詣りけり”
の句のように小さな去来の墓に参りました。
◆迷路
嵐山・渡月橋界隈の混雑を避けるために、ジグザクに走っているとトロッコ電車が嵯峨の駅に入ってきます。
客車に書かれた抽象模様は何でしょう。少し気になりました。
近所の住人と思わしき中年女性の自転車の後を着いて行くと三条通に出ました。
車折神社前から太秦方面に走り、桂川土手に出ようと路地を入ると迷路のような住宅街を右往左往しながら何とか上野橋にでることができました。
R9千代原口を経由して、16時30分帰宅。
軟弱極まりないポタリングでしたが、引きこもらずにすんだ一日でした。
◇本日の走
行距離:45Km
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天龍寺
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天龍寺
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天龍寺
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宝筺院
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宝筺院
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宝筺院(灯台躑躅)
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宝筺院
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宝筺院
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宝筺院
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落柿舎
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