06/03/25 高松ポタリング

 青春18切符を利用して高松市内のうどん店を巡るポタリングしてきました。
 今回は高松市内だけのお店を巡るために、現地でレンタサイクルを借りようかとも思いましたが、自分の自転車を輪行しました。

 讃岐うどん店を巡るには少し準備が要ります。
 インターネットで四国新聞社の
讃岐うどん遍路」サ イトや「さぬきうどん全店制覇攻略本」等で美味しそうなお店を探し、休日、営業時間を調べます。
 そして、到着時刻からお店をまわる順序を決めてから出かけます。
 お店は土・日曜日が休業であったり、朝早くから14時頃までの営業など営業形態が色々あるために事前の調べが必要になります。(大きくて立派なお店は別 ですが)

 今回は高松市内の製麺所を中心に土曜日営業のお店を12、3店リストアップして出かけました。

◆往路
 混んでいます。
 青春18切符の利用者も目立ちます。スポーツクラブの高校生も大勢乗っています。

◇夫婦に娘さんの18切符利用者のような旅行者を2組も見つけてしまいました。仲むつまじくおやつをつまんでいる風景を羨ましく見てしまいました。

◇爺さん、婆さんたちのグループ旅行はどうして傍若無人なのでしょうか。バックパックを担いだままで混んだ車内を右左に移動する、大声で人の頭越しに話を する。同じ世代とsちえ情けないことです。

◆増井米穀店
 高松駅を12時過ぎに出発します。朝ご飯が岡山駅のKioskでのタコ天だけだったのでお腹がすいています。「増井米穀店」に行くまでに県庁裏の「さか枝」で一杯と行ってみますが、お昼時でお店の前まで人で溢れています。パス。
 西に向かう途中、交差点の赤信号で止まったところにあった「やま家」というお店に入ります。

 夫婦でやっておられるような小さなお店です。
 パリパリの野菜の掻揚げとぶっかけをいただきます。取り敢えずは腹の虫を納めることができました。

 西に走って、香東川左岸土手を上流に走って直ぐに目立たずに「増井米穀店」があります。まん前の土手の道路脇ではおばあちゃんが魚屋の屋台を出していま す。少し離して自転車を置きます。

 店の中にはお父さんと小学低学年の少年が食事中です。お父さんは3玉の特大、少年は私と同じ1玉、微笑ましい二人です。
 しっかりしたうどんと、あっさりした出汁です。美味しいうどんです。

◆池上
 次は同じ香東川沿いの「池上」を目指します。
 道なりに土手を下りてショッピングセンター脇の路地を川の方に入ったところにありました。
 人が並んでいるからうどん屋と分かりますが、中々見つけ難いお店です。

 お店というのは製麺をしている「小屋」です。客は小屋の入り口に並びます。
 順次中に入っていくと、名物おばあちゃんといわれている「瑠美子」さんが鎮座されていて「待たせたなあー」と声を掛けてくれます。瑠美子さんの傍には写 真入りのお土産パック(6食:880円)があり「良かった買って帰って」と営業されています。

 麺を麺棒で伸ばしている青年、麺を機械で裁断する青年、釜場で湯掻く青年、うどんを丼に揚げるおばちゃん、葱を刻むおばちゃん、客の世話をしている青年 と総勢6名の「製麺工場」です。

 
麺は10玉づつぐらい湯掻かれていますので待たねばなりません。
 奥にすすんで釜場近くで、何玉かとトッピング(天ぷら、卵)を注文します。麺を裁断している青年が「240円です」と言って くれます。 500円玉、100円玉、50円玉、10円玉の入ったお金のお皿(銀行などで使っているような)にお金を入れて必要ならつり銭を勝手にもらう精算システム です。

 麺を丼に入れてもらったら、醤油、お酢、唐辛子と注文した天ぷら(いも、イワシ、、)や卵を自分でトッピングして、小屋(製麺工場)を出て外で食べま す。

 この店のお弟子さんが兵庫県加西市で開業されたと張り紙がありましたがお店の名前を見過ごしました。
※「がいな製麺所」というそうです。
 住所:兵庫県加西市和泉町25−3
 電話:0790−45−1571
 営業時間:11:00〜13:30 16:30〜19:00
 休み:当面無休だそうです

◆切通峠
 次に「田井製めん」に向かいます。
 讃岐浜街道の西に走り、香西港大橋を渡って直ぐに右折した住宅街にあるはずなのですが、グルグルと狭い範囲を探しますがそれらしいお店はありません。
 よくみると昔喫茶店の看板に使われていたようなコカコーラの看板に[田井食堂]と書かれています。土曜日は14時まで営業と会ったのですが、早仕舞いで しょうか、休業でしょうか、廃業でしょうか。

 高松市街に戻ることにします。
 海沿いの道を戻るか、南部から回り込むかと思案しますが、地図をみると緩やかに山越えの道があります。香東川のサイクリングロードから山越えをすること にします。

 香東川を登っていくと沈下橋が見えます。近づいてみると土木事務所の掲示があり河川管理用の施設で[床止工]というそうです。通ってはダメと掲示には書 かれていますが、沈下橋のような感覚で渡ります。

 香東川の右岸を緩やかに登っていきます。
 うろついていると四電工の研修センターに迷い込んだりしながらみかん畑の中の急な坂を登っていきます。
 途中からは傾斜がきつくて押して上ります。体力が落ちています。

 木についてままのみかんが多くみられます。何故収穫しないのでしょうか?
 道端の手の届くところにも鈴生りです。
 1つ失敬して食べて見ますが、あまり甘くはありません。
 でも、勿体無いですね。

 きつい坂道を登りきると切通峠です。祠に不動明王が祀られています。

 高松の市街が一望できます。ハイキングのおばさんのグループも何人かおられます。
 グングン下っていきます。下りは楽しいですね。

◆あたりや
 時計を見ると14時10分、「あたりや」も「さか枝」も15時閉店です。
 近いほうの「あたりや」を目指します。
 高松の幹線道路は自転車や歩行者に優しくありません。自動車を優先しています。
 大きな交差点では、横断歩道がなく地下道を通らねばなりません。

 そんな道路を縫いながらあたりやに到着、お客は10人程です。
 ここでは入り口で麺の数と温冷を注文します。麺に出汁と葱が入った丼を受けとり、ゴマ、おろし生姜は好みでトッピングします。天ぷらは冷蔵棚から自分で 取ります。精算は後払いです。

 讃岐うどんでは超有名店です。
 キチンとエッジのたった正当派のうどんです。

◆さか枝
 14時35分「さか枝」に向かいます。
 栗林公園の前を通って、桜の開花を確かめますが未だ蕾のようです。
 14時55分「さか枝」に到着しますが、既にお店は閉まっています。残念、今回は「さか枝」には縁がなかったようです。

 今日は何故か出汁を殆ど飲んでしまっています。塩分が堪えます。
 3時間でうどん玉を5玉食べています。1玉約200gですから凡そ1Kgと出汁がお腹に入っています。
 お腹はパンパンです。一旦、高松駅に戻り構内の喫茶店でコーヒーを飲んで一休みします。

 椅子に座ってゆっくりすると眠くなってきます。
 15時30分、今日はここまでとします。
 本日の走行距離は35Km、最高標高は98m(切通峠)と何とも情けないことです。

◆新生軒
 16時12分初のマリンライナーで岐路につきます。
 帰りの電車は、気抜けするように空いています。
 全部座って帰ることができました

 岡山で乗り継いで、姫路に近づくと、お腹も落ち着いてきて何か食べたくなってきました。姫路で下車して駅前の新生軒でラーメンを食べて帰宅しました。

 麺漬けの一日でした。


<食べたうどん>
お 店
形 態
食べたもの う どん
値 段
評 価
コ メント
や ま家
セ ルフ
ぶっ かけ

かきあげ天


180円

80円

お 腹が空いて飛び込んだお店。
お腹は十分満たされました。
増井米穀店
製 麺所
か け小

150円


あっ さりした薄味の出汁です。
麺の柔らかさは私好み
池上
製 麺所
しょ うゆ2玉

いわし天

70円×2
+100円


う まい。
ツルツル感が何ともいえません。
コストパフォーマンス大です。
あたりや
セ ルフ
ひ やひや小


250円


2 度目の訪問
エッジのたったしっかりした麺、麺が主張しています。
1)「評価」は、まったく個人的な見解です。誤解されませんように。
2)お店のリンク先は、四国新聞社の「讃岐うどん遍路」のお店紹介にリンクしています。

◆番外
新 生軒
(姫路駅前)
ラー メン屋 ワ ンタンメン

餃子


500円

400円

美 味い。
あっさりした透明なスープ、スープによく絡む細麺、湯通しした小さなモヤシ、煮豚もあっさり、ワンタンの皮も透けて見えそう。
餃子も薄い皮がパリパリで美味しい。


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