|
<TBS>
企業所得7年ぶりの伸び、賃金は減少
企業の所得は7年ぶりの 高い伸びを示したのに対し、働く人の賃金は3年連続で 減っていることが 分かりました。
内閣府が発表した日本経済の「決算書」に当たる
国民経済計算によりますと、2003年度の企業の利益や労働者の賃金などを合計した国民所得は、前の年より
1.8%増えて367兆8000億円となり、 3年ぶりのプラスと なりました。
企業所得が10.2%と 7年ぶりの大幅な 伸びを示したためですが、労働者の賃金を示す 雇用者報酬は3年連続で減少。
企業収益の増加が景気回復の けん引役となっているものの、増収分は企業の内部に留まり、 賃金には反映されていない ことが分かりました。
また、可処分所得のうち 貯蓄に回した割合を示す 家計貯蓄率は7.7%で
2年連続で上昇、消費の一部を抑制して、将来への備えに回す傾向が強まっていることが 分かりました。(14日 14:47 ) |