05/10/08 報道ネタ
少々落ち込み気味でして、一週間は毎日更新をしようと自分に負荷を掛けております。
ゆっくりと書きたいことが書けません。埋め草的になりますが、最近の気になる報道ネタを2、3紹介します。
◆バスレーンの確保
大阪市では、朝夕のバスの運行をスムースにさせるためにバスレーンを設けています。
しかし、違法駐車は大阪名物といわれるくらいですから、黄色のペインティングくらいで駐車を遠慮したり、走行を避けたりする運転者は多くはありません。
大阪市交通局では、朝夕のラッシュ時にバスレーンを確保(駐停車の排除や進入の防止)するために職員を配置しています。
利用者にとっては、渋滞の街中をバスがスイスイと進むことはありがたいことです。
公明党の議員が市議会で質問をしたそうです。
この議員は「働き盛りの30、40代を立っているだけの仕事にあてており、管理者責任が問われる。同僚と雑談しているだけの職員も多数いる」と批判した
と書かれています。
失礼な議員ですね。この人はラッシュの時間帯に市バスに乗ったことがあるのでしょうか。
結構危険な仕事のように思いました。
報道によれば職員の平均年収は1000万円超だそうです。
これは市の職員全体の問題であって、バスレーンを確保する職員の個別の問題ではないと思いますが。
先日サイクリングで大阪市
建設局の運営する渡し船を利用しましたが、弱者の足を守るためには一見無駄なような施策(仕事)も大事ではないかと思いました。
「小の虫の怒り」ですね。
大阪市(議員も含め)には、このような職員を配置しなくても良い大阪市の交通環境の整備を是非進めてもらいたいものです。
「バスレーン監
視 年収1000万円 大阪市交通局」(朝日新聞2005年10月04日)
◆殉職
JR西日本は恒例の「殉職者慰霊法要」に尼崎脱線事故の運転士は対象から外していたそうです。
同社は「事故原因がはっきりしないため」と言っているようです。
殉職の規程は各社それぞれあるのでしょうから、外部からどうこういうことはありませんし、被害者の感情に配慮したことも大きいのでしょうね。
彼が殉職の扱いを受けていないのなら、下世話な関心ですが退職金の扱いなどはどうなっているのでしょう。
しかし、彼はJR西日本の企業運営の犠牲者だと思いますので、彼の慰霊は誰がどのようにすればよいのでしょうか?
彼の所属した労働組合などが慰霊されるのが良いのでしょうね。
また、この法要は奈良の東大寺で行われたそうですが、殉職者は皆さん仏教徒なのでしょうか?
個人の価値観が多様化する時代に仏教寺院で慰霊をするのは如何なものなのでしょうか?宗教施設でないところでされるのが良いのではないでしょうか?
「脱線事故運転士を慰霊せず/JR西が殉職者法要除外」(四国新聞2005/10/06)
◆合同慰霊祭
9月25日に開催されて「慰霊と安全のつどい」には、実行委員会(JR西日本、兵庫、大阪両府県など)が事故電車の運転士も慰霊対象としていたそうで
す。
運転士を慰霊の対象にすることには遺族から異論もあったそうですが、私は実行委員会の英断ではないかと思いました。
このような事故(航空事故等)では、乗務員の被害者のことがいつも気になっておりました。
「合同慰霊祭、運転士も対象 『一緒にしないで』の声も」(共同通信 2005年 9月12日)
「107人に鎮魂の祈り 脱線事故で初の合同慰霊祭」(共同通信 2005年9月25日)
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