私はこれまでエディット・ピアフの歌と
き
ちんと向き合ったことがありません。
敷
居が高い、というのか、伝説的大歌手との
「サ
シ」ははじめから負け勝負をするみたいな気の重さです。
と
ころが、この映画の中で、エディット・ピアフに会いました。
わ
ずか47年間を100年間分くらいの幸と不幸の中で、
泣
き、叫び、笑い、そして唄っていました。
倒
れても倒れても、また立ち上がろうとします。
そ
してその時の杖は「歌」でした。
閉
じられようとする、その瞳にまた生きる光を
与
えたのも一曲の「歌」でした。
「歌」
はものすごいエネルギーを持つものなのでした。
そ
うでした。
「歌」
は勝ち負けじゃなくて自分のために唄うものでした。
ピ
アフより6年も長く生きている私が、
こ
れからもっと強く生きていくためのエネルギーとして
エ
ディット・ピアフの歌を唄おうと思いました。
クミコ
映
画「エディット・ピアフ 愛の賛歌」
イメージ・ミニ・アルバム「クミコ meets ピアフ」チラシより
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