08/01/05 映画「その名にちなんで」
子供への名づけは難しいもので
す。
親は、子に色々な思いを託し命名をしますが、子供は一生その名前(音
にも意味にも)に束縛されてしまいます。
明治安田生命の調査によると2007年に生まれた子供の名前で多かったのは以下のようなです。
「名前ランキング2007」から代表的な読み方と一緒に並べてみます。
◇男児
▽大翔(ひろと)▽蓮(れん)▽大輝(だいき)▽翔太(しょうた)▽悠斗(ゆうと)▽陸(りく)▽優斗(ゆうと)▽優太(ゆうた)▽大和
(やまと)▽健太(けんた)▽悠希(ゆうき)▽翔(しょう)
◇女児
▽葵(おおい)▽優奈(ゆうな)▽さくら(さくら)▽結衣(ゆい)▽陽菜(ひな)▽七海(ななみ)▽美咲(みさき)▽美優(みゆ)▽ひなた(ひなた)▽
優衣(ゆい)▽美羽(みう)
紹介する映画「その
名にちなんで」は、子供の名前への親の思い入れがテーマです。
ニューヨークで工学を学んでいるアショケ・ガングリーは、故郷コルカタ(昔はカルカッタと呼ばれていました)で親の進める見合いをします。
「外国に行って一人で大丈夫か?」との問いに「二人でしょ」と答える美しい娘アシマに一目ぼれし結婚、ニューヨークに移住します。
アショケは長男に自分の人生の転機となった作家の名からゴーゴリと名付けますが、成長した息子は名前のことで友人にからかわれたりして悩
んだりします。
インドからアメリカに移住した夫婦と家族の絆や親と子、故郷を考えさせられる映画でした。
◆キャスト
アシマ役のタブーは綺麗な女優さんです。30年間ほどの人生を描いているのですが、歳の重ね方が自然でした。
対して、マラソンの宗さんに似たアショケ(イルファン・カーン)の年のとり方のメークなどは少々不自然さを感じました。
◆ジュンパ・ラヒリ
この映画の原作者がジュンパ・ラヒリと知り、彼女の代表作「病気の通訳」(「停電の夜に」に所
載)を読んだことを思い出しました。
ラヒリの両親もコルカタの出身だそうです。
コルカタは西ベンガル州の州都で、ベンガル語を話す人々(ベンガル人)が暮らしています。
結婚式、葬式、散灰など、ベンガル人の風習を見るのは初めてでした。
※【散灰】日本以外では拾骨の習慣がなく高温で火葬されるため骨は残らず灰が残るため「散灰」というそうです。
◆Webサイト
映画会社のWebサイトはどうして重いのでしょうか?
インターネットの利用者が、みんな快適な環境を持っていると思っているようで、私のように最低限の機能しか持たない環境のもには只々鬱陶しいだけです。
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